ドコモのガラケーを一番安い料金プランで使う場合の月々の料金について書きたいと思います。
先日、自分がメイン機で使っているドコモのiPhoneの月々の料金について書きましたけど、実は仕事の関係でガラケーをどうしても使わないといけない事があるので、サブ機としてドコモのガラケーをもう一台契約して、毎月料金を払っているわけでして。いわゆる2台持ちってやつです。
でもガラケーは稀にしか使う事はないので、ドコモショップでガラケーを新規契約する際に月額料金が一番安くなる料金プランにした経緯があります。
今回はそんなドコモのガラケーの料金プラン&月々の料金について紹介したいと思いますよ。
先日ドコモがドコモガラケーを年内(2016年)をめどに出荷終了すると発表しました。ドコモガラケー販売終了後もガラケーの機種&料金プランを継続利用する方法をついて別記事に書きましたので、気になる方はそちらもチェックしてみて下さい。
ドコモ”ガラケー”の月々の料金推移
まず、ドコモの”ガラケー”の直近3カ月の月々の料金推移をチェックしてみたら、下記のような感じでした。
年月 | 月々の料金 |
---|---|
2015年6月 | 1, 702円 |
2015年5月 | 1, 702円 |
2015年4月 | 1, 702円 |
料金は3カ月とも、一律1, 702円。
というのも、ガラケーで直近3カ月は電話も通信(インターネット・Eメール)を利用していないので通話料&通信量も発生しないので、基本料金などの最低限必要な部分だけの固定費のみになっているからですね。それが1, 702円ということで。
自分の場合、基本料金がドコモで一番安い通話プラン&通信プランにしていて、かつ有料オプションも一切契約していない状態でのこの料金なので、ドコモでガラケーを使う場合は一番安い料金プランで使う場合でも、最低でも月々の最低維持費・固定費にはこれぐらいの料金(1, 702円)になるんじゃないかなと思います。
もちろん、ガラケーの端末代金を毎月分割にするので、どのガラケー端末を購入するかで料金は上下します。
ちなみに、今はガラケーを契約して2年以内の時期なので、2年以内(24か月以内)の端末分割代金とそれを軽減する同期間の割引等が発生している状態なわけです。
3年目以降(25か月目以降)になれば、それらがなくなって実質的な通常料金に移行していくわけですけども。
月々のドコモ”ガラケー”の料金明細
さて、単月での料金明細を詳しく見てみたいと思います。
3カ月とも同じ料金でしたが、2015年6月の内訳をピックアップしてみたいと思います。
内訳項目 | 金額 | 内訳金額 | 内訳名 |
---|---|---|---|
◇基本使用料(計) | ¥743 | ¥1, 483 | (a)基本使用料_FOMAタイプシンプルバリュー[月額]* |
¥-740 | (b)ファミ割MAX50/ひとりでも割50[月額]* | ||
◇その他ご利用料金等(計) | ¥-348 | ¥300 | (c)付加機能使用料(iモード/メール等含む)[月額]* |
¥-630 | (d)月々サポート適用額 | ||
¥2 | (e)ユニバーサルサービス料/基本[月額]* | ||
¥-20 | (f)eビリング割引料* | ||
◇端末等代金分割支払金 | ¥1, 225 | ¥1, 225 | (g)端末等代金分割支払金 |
◇消費税等相当額(計) | ¥82 | ¥82 | (h)消費税等相当額(合計) 合算表示(*)の料金合計×8% |
◇合計 | ¥1, 702 | ¥1, 702 | 合計 |
(a)基本使用料_FOMAタイプシンプルバリュー[月額]* ¥1, 483
FOMAタイプシンプルバリューはドコモのガラケーのプランの中で一番安い基本使用料の通話プランです。
FOMAタイプシンプルバリューは従量制課金の料金システムなので、発信で通話した場合は一律30秒20円の通話料がこの基本使用料(¥1, 483)に加算されていきます。
ちなみに通話対象は携帯電話にかかても固定電話にかけても一律30秒20円みたいです。携帯キャリア(docomo/au/softbank)も問わないそうです。
(b)ファミ割MAX50/ひとりでも割50[月額]* ¥-740
ファミ割MAX50/ひとりでも割50[月額]*は(a)の料金プランを2年間(24か月)継続利用が条件で付ける事ができる割引サービスです。
同期間の2年間(24か月)、毎月の割引が適用されます。
割引額は(a)の基本使用料×50%。なので、上記の場合、基本使用料1,483円×50%≒740円ということになります。
3年目以降はどうなるかというと、この割引は契約者からドコモに申し出をしない限りはまた2年間の自動更新がされていきます。
2年満了時の無料解約月が1ヶ月あるんですが、無料解約月に携帯を解約する場合は無料で解約できますけど、それ以外の月に解約しようとすると、¥10, 260円の途中解約金が発生するのでその点は注意が必要かと。
自分の場合は、無料解約月は2016年2月なので、既にカレンダーにメモしてます。
無料解約月を把握していない人はとりあえずドコモに確認だけしておいたほうが良いかもですね。
(c)付加機能使用料(iモード/メール等含む)[月額]* ¥300
これはドコモでインターネット・メールを利用するのに外す事のできないサービスです。
(d)月々サポート適用額 ¥-630
(b)ファミ割MAX50/ひとりでも割50が料金プランを2年間の継続利用が条件の割引なのに対して、この(d)月々サポートは”購入したガラケー端末を2年間の継続利用”が条件で付ける事ができる割引サービスです。
月々サポートの毎月の割引額は購入したガラケー端末の機種により異なります。
自分の場合、N-01Fというガラケー機種を使っていますが、この機種だと630円の割引が毎月適用されているようですね。
また、(b)ファミ割MAX50/ひとりでも割50は3年目以降でも、自分から解約の申し出をしない限りは2年単位での割引が自動更新されていきますが、この(d)月々サポートは2年間(24ヶ月)が過ぎたら、自動的に3年目以降は割引は廃止されます。継続希望でも継続することはできませんので、あしからず。
(e)ユニバーサルサービス料/基本[月額]* ¥2
110番、119番のサービスを維持するために必要な料金だそうです。どの携帯キャリアでも発生する費用らしく、1回線の契約ににつき毎月2円です。
(f)eビリング割引料* ¥-20
ドコモの料金の明細を郵送の紙で送ってもらわないようにして、ドコモのホームページにdocomoIDでログインして、WEBで料金明細を確認できるようにする割引のことですね。WEBで料金データを印刷したり、データをダウンロードして、EXCELで管理したりなんて使い方もできます。ちなみにeビリングにせずに郵送で請求明細を送ってもらうとなると、eビリングの20円の割引もなくなるのと同時に、郵送物の費用として50円かかるみたいなので、計70円割高になるそうです。
(g)端末等代金分割支払金 ¥1, 225
購入したガラケーの端末代金を2年間(24回払い)の分割にしているので、その費用です。
購入したガラケー端末の種類によって端末代金は違うので、同じ24回払いでも人によって費用は違います。
自分の場合、N-01Fというガラケー機種を買ったんですが、端末代を24回払いにすると、この機種の場合、毎月の端末等代金分割支払金が¥1, 225ということですね。
24回(2年間)で端末代の分割支払いが満了するので、当然3年目以降(25ヶ月目以降)は、この端末等代金分割支払金は発生しなくなります。
その点は(d)月々サポートと同様ですな。
(h)消費税等相当額(合計) ¥82
*のついている内訳名の項目は税別なので、それらを集計して消費税(8%)を加えた金額ですね。
当然、この項目の金額は人によって違います。
パケット定額サービス 『パケ・ホーダイ シンプル』 ¥0~¥4, 200
パケット通信(インターネット・メール等)を使っていないので、上記の料金明細に項目があがっていませんけど、パケット通信に関してはパケット定額サービスの 『パケ・ホーダイ シンプル』というプランに入ってます。
パケ・ホーダイ シンプルを簡単に言うと、パケット通信に関して下限(¥0)と上限(¥4, 200)の金額が決まっていて、その範囲内で料金が変動するようになっています。
当月にパケット通信がない場合(インターネット・メールを使わない場合)、上記の料金明細のように¥0で料金は発生しません。
パケット通信が発生すると、上限(¥4, 200)に達するまでは従量課金の料金システムとなっていて、1パケット0.08円(10, 000パケット約800円)で、料金が加算されていきます。
で、上限(¥4, 200)に達した場合には、それ以降どれだけパケット通信が発生したとしても、上限金額(¥4, 200)で固定されます。
ドコモ”ガラケー”の3年目(25ヶ月目以降)の料金
上記のドコモ”ガラケー”の一番安いプランを使っているわけですが、3年目以降の月々の料金をシュミレーションを最後にしてみたいと思います。
ガラケーを使い始めて2年以内(24回)は、端末分割料金やそれを補う月々サポートがあるので、通常料金というよりも、2年間の特別料金って感じがします。
と考えると、3年目以降はそれらの期間限定の割引や負担がなくなって、本来のガラケーの通常料金になると思うわけです。
上記の料金明細と同様に、電話もネットも使わなかった状態(通話&パケット通信ゼロ=¥0)の前提条件で、シュミレーションしてみます。
ポイントは上記の(d)月々サポート適用額 ¥-630と、(g)端末等代金分割支払金 ¥1, 225が、3年目(25か月)以降、発生しなくなる点です。
つまり、¥630増えて¥1, 225安くなるので、3年目以降は毎月のガラケーの最低基本料金は現状よりもおおよそ¥595ほど安くなるということです。
それを踏まえて、ドコモ”ガラケー”の3年目(25ヶ月目以降)の料金を詳細にシュミレーションしてみますよ。
(a)基本使用料_FOMAタイプシンプルバリュー[月額]* ¥1, 483
(b)ファミ割MAX50/ひとりでも割50[月額]* ¥-740
(c)付加機能使用料(iモード/メール等含む)[月額]* ¥300
(e)ユニバーサルサービス料/基本[月額]* ¥2
(f)eビリング割引料* ¥-20
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小計 ¥1, 025
消費税等相当額(8%) ¥82
合計 ¥1, 107
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3年目以降のガラケー月々の料金/¥1, 107(¥595安くなる)
2年以内(24カ月以内)の月々の料金/¥1, 702
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試算すると、3年目以降のガラケー月々の料金は¥1, 107ということで、上述の通り、現在の2年以内の月々の料金(¥1, 702)よりも¥595安くなりそうです。
ドコモのガラケーの通話&通信プランの中で一番安いプランを使っていて、余計なオプションを外している状態なので、ドコモでガラケーの毎月の料金を抑えようとすると、基本的にはこの料金(¥1, 107)に落ち着きそうですね。
もちろん、通話&通信をすれば上記に料金は加算されますし、月々の通話時間&通信量が多いという方なら、別の通話プラン・通信プランのほうがお得な事もあるかもしれませんけども、通話&通信をほとんどorあまり使わないという方は、ドコモのガラケーにおいては、上記と同じ構成の料金プランが一番ガラケーの料金が安くなるんじゃないかと思います。
ちなみに、上記(ドコモガラケー最安プラン)と同じくらいの基本料金(1,000円~2, 000円代)でスマホを使いたいというなら、キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)ではなく、格安SIM(MVNO)の楽天モバイル、イオンスマホ、OCNモバイルONEなどが料金安くておすすめですね(^_^.)