これまではドコモ(docomo)でiPhoneを使う場合、月々の基本使用料である通話プランは”カケホーダイプラン”というプラン一択だったんですが、今回のiPhone6Sの発売(2015/9/25)とあわせて、新しい通話プラン”カケホーダイライトプラン”が新設されたので、今後ドコモでiPhoneを使う場合は、通話プランを”カケホーダイプラン”or”カケホーダイライトプラン”の2つのプランの中からどちらか好きなプランを選べるようになりました。
で、今現在自分が使っているカケホーダイプランが月額2, 700円に対して、カケホーダイライトプランは月額1, 700円ということで、その部分の金額だけ見るとカケホーダイライトプランにプラン変更したほうが月々の携帯料金が安くなるわけですが、でも両プランの特徴を調べて比較してみると、単純にそういうわけでもないようで。
というわけで、今回は”ドコモiPhoneの通話プランの選び方”について書いてみたいと思います。
ちなみにタイトルを”ドコモiPhone”の通話プランとつけてますけど、別にAndroidスマホ(らくらくフォンを除く)でもドコモのスマホユーザなら全く同じ通話プランからの選択になるので同じことですので、ドコモのAndroidスマホユーザの人手も参考になるかと思います(^_^.)
ドコモのiPhoneの月々基本料金の内訳を知りたい人は、まずはこちらの記事↓をチェックしてみて下さいまし。
>>ドコモのiPhoneを一番安い料金プランで使う場合の月々料金シュミレーション
カケホーダイプラン&カケホーダイライトプランの特徴
まずは2つの通話プラン(カケホーダイプラン&カケホーダイライトプラン)の特徴を最初におさえておきたいと思います。
カケホーダイプラン
カケホーダイプランは国内宛ての通話(携帯&固定電話)が24時間定額で話せる通話プランです。月額基本使用料は2, 700円(税別)です。
いつかけても、どこにかけても、どれだけ電話で話しても、完全定額なので、電話通話に関して追加料金が発生することがありません。
カケホーダイライトプラン
このカケホーダイライトプランが今回新設された通話プランですね。月額基本使用料は1, 700円(税別)。
国内宛ての通話(携帯&固定電話)が条件付きで24時間定額で話せる通話プランです。
で、その無料通話となる条件というのが『1回の通話が5分以内の通話』です。
つまり1回の(自分発信の)電話で5分以内の通話なら無料だけど、もし通話が5分を超える場合には30秒20円(=1分40円)の通話料が追加発生します。
例えば6分通話したら1分超過しているので40円、10分通話したら5分超過しているので200円というように、1回の通話で5分を超過した分の秒数・分数に対して追加料金が発生する仕組みです。
カケホーダイプラン&カケホーダイライトプランの比較
では、それぞれの通話プランをデータ通信プランと組み合わせて比較してみたいと思います。
カケホーダイプラン | カケホーダイライトプラン | |
---|---|---|
通話プランの月額基本使用料 | ¥2, 700 | ¥1, 700 |
データSパック(2GB) | ¥3, 500 | 選択不可 |
データMパック(5GB) | ¥5, 000 | ¥5, 000 |
データLパック(8GB) | ¥6, 700 | ¥6, 700 |
月々の通話&通信 最低基本使用料 |
¥6, 200 | ¥6, 700 |
通話プランの基本使用料だけ見ればカケホーダイライトプランのほうがカケホーダイプランより1000円ほど安いんですが、データ通信プランと組み合わせるとそうでない事が判明しました。
というのも、カケホーダイライトプランは、3つのデータ通信プラン(S・M・Lパック)で一番安いデータSパックを選択不可のため、データMパックもしくはデータLパックとの組み合わせで使わないといけないからです。
そう考えると、両プランで最も月額基本料が安くなる組み合わせは下記のようになります。
- カケホーダイプラン・・・カケホーダイプラン(¥2, 700)+データSパック(¥3, 500)=¥6, 200
- カケホーダイライトプラン・・・カケホーダイライトプラン(¥1, 700)+データSパック(¥5, 000)=¥6, 700
つまり通話料+通信料のトータルで比較すると、カケホーダイプランのほうがカケホーダイライトプランよりも月額¥500ほど基本使用料が安くなるということです。
さらにカケホーダイライトプランの場合、5分以上の(自分発信の)通話が発生する場合は、追加料金が発生していきます。
カケホーダイライトプランへのプラン変更をシュミレーション
で、自分の場合はというと、上記の通話&通信の最安の組み合わせ(カケホーダイプラン+データSパック)で使っていて、毎月月々のドコモで発生する通信量をチェックしていますけども、データSパックの2GBの上限容量を使い切った事はこれまでに一度もなくて、容量的には余裕で間に合っているわけです。
この現状で”データMパック以上の通信プランが必須”のカケホーダイライトプランにプラン変更したところで、当然5GBも通信量を毎月使い切るわけないですし、カケホーダイライトプランにすることで上記のとおり逆に月々の料金が500円も上がってしまうという、オーマイガーなわけです(>_<)
更に言うと、自分の電話の使い方的に、仕事関係で電話する際にはどうしても5分以上の通話が発生してしまう事はたまにあったりするので、現在カケホーダイプランで追加の通話料が一切発生していないのに、カケホーダイライトプランにすることで、追加の通話料まで毎月発生してしまう可能性があったりするわけで、自分にとっては今のカケホーダイプランからカケホーダイライトプランへプラン変更するメリットは一切ない感じです。
というわけで、自分は新通話プランの”カケホーダイライトプラン”へのプラン変更はせずに、今まで通り、(通話プラン)カケホーダイプラン+(通信プラン)データSパックを引き続き使っていきたいと思います(^_^.)
カケホーダイライトプランに向いている人
じゃあ、どんな使い方の人がカケホーダイライトプランに向いているのか?という話ですが、下記のような人ならカケホーダイプランよりも月々の料金が安くなるかと思います。
- データ通信はインターネットやら通信系アプリ・ゲームなどをよく使う理由から、ドコモで既に(データ通信プラン)”データMパックorデータLパック”+(通話プラン)カケホーダイプランを使っている人で、電話での通話は長電話はほとんどしないという場合(5分以内の通話がほとんど)。
- 他社からドコモに乗り換え予定(MNP)だけども、データ通信をよく使うので他社でもデータ通信プランは標準(M)以上のプランを使っていて、電話での通話は長電話はほとんどしないという場合(5分以内の通話がほとんど)。
ちなみにドコモ既存ユーザが(通話)でケホーダイプラン+(通信)データMパックで使っている人が、通話プランを”カケホーダイライトプラン”にプラン変更する場合は、基本料金が下記のように1000円ほど安くなりますね。既に”データMパック以上を使っている”という事がポイントかと。
↓
変更後/データMパック(¥5, 000)+カケホーダイプラン(¥1, 700)=¥6, 700(1000円安くなる)
基本使用料の部分で1000円安くなるので、あとは月々の超過通話料(5分以上の通話)が1, 000円以内に収まるように使えば、データMパックの人の場合は安くなるわけです。
つまり追加料金は30秒20円(=1分40円)なので、それで計算すると、
a(分)<=1000円/40円
a(分)<=25
つまり月々の超過通話時間を25分以内におさえられるなら、データMパックを使っている人は、カケホーダイライトプランのほうが月々の料金が安くなるということになりますね。
逆に月々の超過通話時間が25分以上になるなら、そのままカケホーダイプランを使ったほうが、月々の料金は安いということになります。
やはり、使い方次第ということですな。
yossy的まとめ
自分のスマホの電話と通信の使い方次第で、2つの通話プランのうちどちらが良いかは違ってくるので、自分の使い方をしっかり確認してから、プラン変更なり新規契約時のプラン選択を行うと良いかなって思います。
確実に言える事は、ドコモで既にカケホーダイプラン+データSパックで、通信のほうの容量がデータSパックで足りている人は、カケホーダイライトプランにすることで、月々の基本使用料が500円は高くなりますし、電話通話が5分を超える場合には追加通話料(30秒20円)が発生するので、そのままカケホーダイプラン+データSパックの組み合わせで使ったほうが良いと思います(^_^.)