WordPressプラグインのACF(Advanced Custom Fields)の有料アドオン「オプションページ」がサイト共通設定部分の更新に超便利なので、今回はそれについて導入方法・手順を紹介しようかなと。先日参加したWordFes2016で詳しい方に訊いて教えてもらったプラグインの有料アドオンの機能でございます。
もしかしたら自分と同じことがやりたくて困っている人もいるかもなので一応書いておこうかなと(^^)/
Advanced Custom Fieldsの有料アドオン「オプションページ」で出来ること
Advanced Custom Fieldsの有料アドオン「オプションページ」を導入すると、サイト全体で共通設定で使うコンテンツをWordPressの管理画面より一括管理で簡単に更新できるようになります。
サイト全体で共通設定で使うコンテンツとは、例えばヘッダーの電話番号・営業時間だったり、サイドバーに表示するお知らせ的なコンテンツ、フッターに記載するコピーライトだったりです。
ちなみに今回このブログにAdvanced Custom Fieldsのオプションページを導入した部分は下記の赤枠部分です。
(1)ヘッダーの先月PV数と(2)サイドバーのヨッシーのつぶやき、という2つのエリアです。
わざわざテーマファイル(header.php/sidebar.php/footer.php)をローカルで編集してFTPでアップロードする必要なく、WordPress管理画面より簡単に更新できるのが非常に便利で使い勝手が良いです。
Advanced Custom Fields有料アドオン「オプションページ」の導入方法
では本題の導入方法の手順を紹介します。
ちなみに有料アドオンの支払い方法はPayPalだけなので、PayPalアカウントを持っていない人は事前にPayPalアカウントを取得して使えるようにしておく必要があります。流れ的には、ACFの英語サイトより購入手続き完了後に、アカウントページよりプラグインデータ一式をダウンロードするという流れです。
有料アドオンをPayPalで購入する
既にWordPress上に無料プラグインのAdvanced Custom Fieldsをがある場合は、管理画面の左メニューより「カスタムフィールド-Add ons」をクリック。
Advanced Custom Fields Add-Onsのページには、このプラグインで使える有料アドオン(拡張機能)のラインアップが表示されているので、「オプションページ」の欄にある「購入してインストールする」をクリック。
(※もちろんWordPress上にAdvanced Custom Fieldsを入れていなくても、ACFのサイトから直接購入できます)
するとプラグイン開発元のACF(Advanced Custom Fields)の公式サイトが開きます。
続いて「Get ACF PRO」をクリック。
このACF PRO(Advanced Custom Fields PRO)は無料プラグイン「Advanced Custom Fields」の全ての有料アドオン(リピーターフィールド/ギャラリーフィールド/フレキシブルコンテントフィールド/クローンフィールド/オプションページ)の機能が使える有料プラグインです。
で、価格見比べたら、1つの有料アドオン買うのも全部入りのACF PROを買うのも価格が同じなので、それならACF PROを買ったほうがお得じゃんという話。
ちなみに今回のお目当てはオプションページだけど、リピーターフィールドも相当便利な機能なので今後使用機会ありそう。
ちなみに価格は1つのサイトだけで利用できるパーソナルライセンスが$25AUD(≒1925円)、複数のサイトで無制限に利用できるデベロッパーライセンスが$100AUD(≒7700円)です。
※購入日(2016/8/31)時点での為替レートで1AUD((オーストラリアドル)=77円で計算してます。
自分の場合、複数サイトを運用していたり、今後どのサイトでもオプションページの機能は便利なので使用する機会もありそうなので、デベロッパーライセンスを購入することにしました。「Buy Now」をクリック。
するとカート画面が表示されるので、ACF PRO (Developer license)が1点カートに入っているのを確認したら、「Proceed to Checkout」をクリックします。
てか日本語以外のサイトで購入するのも、PayPalアカウントで支払いをするのも今回がお初なのでちょいと緊張しますね。
続くチェックアウトの画面では名前、住所、電話番号などを英語で入力します。
また後でプラグインデータをダウンロードする時にメールアドレスとセットで使うパスワードもここで設定します。
最後に支払い明細を確認して画面最下部の「Proceed to PayPal」をクリックします。
するとPayPalでの支払い画面が表示されるので、自分のPayPalアカウント情報でログインします。
PayPalの支払い画面が表示されるので、日本円に換算された支払い金額を確認して、「同意して支払う」をクリックします。
これでオーダー完了しました。メールが2通ほど届きます(ACFとPayPalより)。
プラグインACF PROのダウンロード
先ほど購入時に入力したメールアドレスとパスワードで、Accountよりログインします。
ログインしたら、Licenses & DownloadsにあるDownloadより、ACF PRO(Advanced Custom Fields PRO)のプラグインをダウンロードします。
ダウンロードしたzip形式のACF PROのプラグインを解凍して、WordPressのプラグインディレクトリーにコピペします。
無料のACF(Advanced Custom Fields)がWordPressに入っている場合は紛らわしくなるので、ACF PROをコピペする前に、無料のACF(Advanced Custom Fields)を管理画面のプラグインページより「停止」→「削除」をしておきます。
プラグインのディレクトリーパスは「WordPressルートディレクトリー\wp-content\plugins\」です。コピペ完了↓
プラグインディレクトリーに配置したら、プラグインページよりACF PROを有効化します。
functions.phpにACF PRO用の記述追加
オプションページのメニューを管理画面に表示するために、functions.phpに下記のソースコードを追加します。
ソースコードはACF公式サイトのマニュアルページを参考にほぼそのまま使ってます。
/*************************************************************** 管理画面にACF Proのオプションページを有効化 ***************************************************************/ if( function_exists('acf_add_options_page') ) { acf_add_options_page(array( 'page_title' => '共通設定ページ', 'menu_title' => '共通設定', 'menu_slug' => 'theme-general-settings', 'capability' => 'edit_posts', 'redirect' => false )); }
管理画面よりカスタムフィールドグループを作成する
上記でmenu_titleに設定した値のメニューが管理画面に表示されるのでクリック(今回は「共通設定」)。続いて、「カスタムフィールドグループを作成」をクリック。
ここはACFと同様のやり方でフィールドグループ名、必要なカスタムフィールド、位置を追加・設定していきます。
「位置」では「オプションページ」「等しい」「共通設定」を選択して、最後に「公開」をクリックします。
ちなみに「共通設定」のところはmenu_titleで設定した名前を選べばOKです。
再度「共通設定」をクリックすると、今度は上記で作成したフィールドグループが関連付けられているので、設定した項目を入力することが出来るようになります。
ここに各項目の値に入力して、「Update」をクリック。
テンプレートファイルにカスタムフィールド出力の記述追加
最後にテーマのテンプレートファイルに上記のカスタムフィールドを出力できるように下記のようなソースコードを出力したい場所に記述すればOKです。
//基本的な書き方 <?php the_field('フィールドグループのフィールドの名前', 'Options'); ?> //今回このブログで使った記述 <?php the_field('pv', 'Options'); ?>] <?php the_field('hitokoto', 'Options'); ?>
完成!
これで、ブログ全ページのヘッダーとサイドバーに、昨月のPV数とつぶやきが表示され簡単に更新できるようになりました(^^)/
これまではheader.phpを毎月修正してFTPアップロードしたり、簡単な一言コメントプラグインを自作したりしてと何かと手間でしたが、今後はこのオプションページの機能を使って管理画面から一括管理で簡単に更新できるようになりました。めでたしめでたし(^^)/
WordPressサイトにはこのACF PROのオプションページの機能はかなり重宝できる感じですね。
ACF PROは有料プラグインだけど、それだけの価値のある便利なプラグインだなと。