今回はJavaScriptとjQuery関連の書籍を紹介したいと思います。
本の購入経緯
この「よくわかるxxxの教科書」シリーズは他にもPHPとかHTML5+CSS3だったりとシリーズでいろいろあるんですが、以前に買った同シリーズ本が解説が分かりやすくて良かったで、この本も本屋で購入しました。
最近、WEBサイトにおいて、ナビゲーションだったり、画像のポップアップだったり、スクロールだったり、タブ機能だったりと、いろんなところで使われているjQuery。
とても便利で自分もよく使ってますが、今まではネットで検索して使えそうなプラグインをそのまま使っていました。とても便利なんですが、やっぱりプラグインなのでプラグインの仕様によっては自分の再現したい動作が完全には再現できなかったりする事が少なからずあった訳で、ストレスが少なからずあった訳です。
それなら自分でjQueryの基本を覚えて、自分の思い通りにプログラムを記述できた方が良いんじゃないかな、と考えたのが、javaScript・jQuery関連のこの本を買った主なきっかけです。
本の目次
PART1 準備編
PART2 JavaScript入門編
PART3 jQuery入門
PART4 実践編
本の内容・感想
書籍の内容は、自分みたいにJavaScriptとjQueryの基本を習得したいという人にはまさにうってつけの内容でした。
実際に自分自身この本を読んで、JavaScriptとjQueryをプラグインに頼ることなく、自分自身である程度のものは全て自分でjQueryのプログラムを書けるようになりましたし、書くようになりましたので。
特にjQueryに関しては今自分が運営しているサイトでちょくちょくと自力でプログラムを書いて使うようになり、とても役に立っています。
以下、本のパート別に感想やら何やらを書きたいと思います。
PART1 準備編
PART1では、JavaScriptやjQueryの概要、プログラムの考え方、プログラムを学ぶ上でのポイント、開発ツールの紹介があります。
開発ツールに関しては、別に有料でなくても無料のツールで十分にやれるお手軽さも良いですね。
書籍にはいくつかおすすめの開発ツールが紹介されています。
ちなみに自分の場合は、Dreamweaver(有料)とEclipse(無料)を使う事が多いですね。
PART2 JavaScript入門編
PART2で、JavaScriptの基本について、変数、配列、ループ処理などのプログラムの基本や、それらを用いた実例として、アラートメッセージの出力や、ボタンクリックでの種々の処理、時間判別、フォーム周りの処理など、実際の多くのWEBサイトで見かける動作や処理を学ぶことができます。
自分の場合、PHPを多少書くので、言語は違っても処理の仕方や考え方は似通っている部分が多くて、割とすんなりと呑み込めました。
HTMLとCSSがある程度出来る方なら、プログラムが全くの未経験の方でも解説が分かりやすいので全然問題なく習得できると思います。
PART3 jQuery入門
PART3では、いよいよ本命のjQueryです。
ちなみにJavaScriptでよく利用されるDOM操作、Ajax通信、エフェクト処理などの骨組みをあらかじめ作成たものが、Javascriptライブラリと言われているんですが、jQuryはJavaScriptライブラリの一つです。Javascriptライブラリの中でも最も人気があり使用頻度が高いです。
PART2のJavaScriptでのプログラムをPART3のjQueryでのプログラムに書き換えて同様の動作を行う実例がありましたが、jQueryでのプログラムの場合、JavaScriptでのプログラムよりもコード記述がよりシンプルでプログラム行数も少なくて、とても便利です。jQueryの人気の理由の一つがなんとなく分かりました。
またPART3では簡単なjQueryでの基本メソッドを使用したサンプルから始まり、徐々に応用的なものまで学びます。
ボタンのクリック開閉や、アコーディオンパネル、ボタンロールオーバー、画像ポップアップ、フォームの入力チェック、アニメーションポップアップ、Ajaxでの情報取得、XMLファイルの読み込み表示、cookie、カレンダーなど、WEBサイトでよく使われる機能や動作のサンプルが豊富なので、覚えておいて損はない内容だと思います。
プログラムを習得して自分で一から作るのも良いし、このPART3でのサンプルの内容を参考にソースコードを改変して、自分のオリジナルテンプレートとして使いまわすのも効率的かなと。
自分的には、ナビゲーションの開閉や画像ポップアップは使用頻度高いです。またflashのようにスライドイン・アウトやフェードイン・アウトなどの動きを制御して魅せれるのもjQueryの魅力の一つですね。
PART4 実践編
PART4では、最後の課題的な感じで、Ajax通信を使用したスライドショーのサンプルを作ります。
プログラム記述だけではなくて、その前段階である、機能・画面の設計についても学びます。機能・画面の設計に役立つツールなんかも紹介されています。
このプログラムは記述も多くて結構難しいですけど、じっくり読んで手を動かしてなんとかなりました。詳細はここでは触れませんが、このサンプルが作れたら、ある程度のjQueryを自分でプログラムできるレベルに到達していると思います。
jQueryモバイルについても触れられていましたが、これはあんまり自分的には使わなそうな感じですね。定型すぎるので。
最後にJavaScriptでHTML5のAPIを利用するでは、現在の位置情報をgoogleMapの地図に反映させる手法が紹介されていて、これは他にも応用が利きそうでとても便利で可能性を感じました。
例えば、ぐるナビや食べログのAPIを使用して、スマホで現在の位置情報から近くのレストランやお店を出力する、なんてサイトなんかも出来るんじゃないかと。だとすれば、組み合わせ次第でおもしろいWEBサイトやWEBサービスが出来るんじゃないかと。これは今後、自分でも調べて何かやってみたいなと思いました。
まとめ
JavaScriptとjQueryをこれから学びたい人には教科書的に基本を学べる良書だと思います。
但し、HTMLとCSSの基本は習得済みでないと、ちょっときついかもです。