Adobe Illustrator(イラストレーター)で中国語・タイ語のフォントを使用したい場合の対処方法を備忘録がてら書いておこうと思います。
Microsoft PowerPoint の中国語・タイ語のテキストをそのままIllustratorに張り付けたら、見事に文字化けしまして。フォントの問題ですね。
これまで日本語と英語以外しかIllustratorで使う機会はなかったので、外国語の言語対応を意識した事がないわけでして。
でもなんとかしないとという事で、ググって調べたりAdobeのチャットサポートで聞いて試してみた結果、どうにか中国語・タイ語の文字化けを解消してIllustratorで使う事ができたので、一応対処方法をメモっておきます。Photoshopとかでも多分一緒だと思います。
ちなみに自分はWindows7のAdobe Illustrator CCの利用環境なのであしからず。
中国語フォント
中国語フォントに関しては、プリインストールされている中国語フォントに変えてあげればOKです。
文字ウィンドウのフォント一覧を下のほうにスクロールしていくと、中国語のフォントがあまり多くはありませんが、いくつかまとまって出てきます。
↓のあたり。
今回は「黒体」というフォントを使用しました。ほかにも仿宋、楷体、宋体、微软雅黑、新宋体とかも中国語フォントですね。
タイ語フォント
タイ語フォントには困りました。なぜなら、プリインストールされているフォントがないからです。
更に困った事に、それ以前に日本語版Illustratorがタイ語自体をサポートしていないらしいと。
↓公式にこんな記述があります。
Creative Cloud はどの言語に対応していますか?
Creative Cloud の Web サイトは、英語、繁体字中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、トルコ語に対応しています。デスクトップアプリケーションやサービスによっては、これらすべての言語には対応していない場合があります。
引用URL https://helpx.adobe.com/jp/creative-cloud/faq.html 引用日 2015/5/27
つまりタイ語のフォントをインストールしても、動作保証はしませんよって事です。うまくいったらラッキーぐらいな。
とはいえ、Adobe Typekit(Creative Cloudユーザーが利用できるフォントサービス)に「Adobe Thai 」というタイ語のフォントが1つだけあったので、わらにもすがる気持ちでそのフォントをダウンロードしてフォント変更(→「Adobe Thai 」)してみたところ・・・
タイ語の文字化け解消しました!
パワーポイントのコピー元のタイ語の文字が表記通りにillustratorで再現できました。
Adobeの動作保証ではないですけど、とりあえず正常に使えているっぽい感じです。
今のところ中国語のようにフォントの選択肢はないですが、使えないよりは全然マシなので自分の中ではOKにしときます。
もしかしたらTypekit以外のフォントサービスとかいろいろ探せば、別のタイ語フォント(有償・無償)はもっとあるかもですね。今回はそこまでしませんけど。
今回はいろいろと勉強になりました(^_^.)