もはやだいぶ前の話ですが、2022/6/5(日)にサカスプことSAKAE SP-RING 2022に行ってきました。
サカスプは名古屋のラジオ局のZIP-FMが主催で毎年6月頃に開催されてるライブイベントで、名古屋の栄・新栄エリアの複数のライブハウス等でアーティストのライブを観れるサーキットフェスって呼ばれるやつです。
個人的に好きなアーティストが数組出演することにふと気づき、今回ふらっと思いつきで一人で行ってきました。
チケジャム(チケット売買サイト)でサカスプチケットを購入
ライブ前日にチケットを購入しようとしたら、既に公式チケット購入ルートがSOLD OUTだったんですけど、既にマイタイムテーブルまで作成していたので絶対に行きたいと思い、チケットをどうにかどこかで買えないものかとネットで探しまくったら、「チケジャム」というチケット売買サイト(※転売禁止のやつ)でサカスプのチケットを見つけて運良く購入することができました。
しかも公式のチケット料金よりも500円ほど安く買えてラッキー。
てか、びっくりしたのは今は紙のチケットではなくて、スマホの電子チケットということ。
1日前に購入したものの、紙のチケットが郵送で間に合うのかと後から心配になったんですが、チケット販売されていた方に自分のメールアドレスを伝えたら、(イープラスのスマチケ分配という方法で)サカスプの電子チケットが自分のスマホのアプリ(イープラス)の中の購入チケットの画面に入ってきて、なるほど、こういうことか〜、と思いました。
今はチケットの譲渡は紙チケットの郵送じゃなくて、スマホのアプリ間でこんな簡単にやれるもんなんだなと。
もはや浦島太郎・・?
サカスプ2022のマイタイムテーブル&大誤算
ようやく本題、とりあえず6/5(日)の午前10時過ぎににいざ栄へ。停める駐車場はいつもと同じところで。
で、オアシス21で電子チケットを入場券代わりになるリストバンドに引き換えて、いざ最初のライブ会場へGo。
ちなみに自分のマイタイムテーブルは上記のような感じ(サカスプの公式アプリで組みました)。
個人的に今回特に観たかったのは、特にKlang Ruler(というかギターのgyoshiさん)、arne、ayaka.ですな。
そんなわけで、タイムテーブルを隙間なく詰め込んだんですけど、ライブが始まって大誤算に気づきました。
自分はライブハウス間の徒歩での移動時間を全く考慮していなかったので、基本的にライブハウス間を移動する場合は、一つ移動用の時間で空き枠にしておかないといけないのに、ギシギシに予定を詰め込んでしまったわけです。
なので、上記で組んだマイタイムテーブルのほぼ半分は観ることができませんでした(めっちゃアホすぎる・・・?)。
というわけで、誰得情報なので、以降のこのライブレポを読む人がほぼいるとは思えないのですが、個人的な備忘録として、ライブレポを書き残しておきたいと思います。
Klang Ruler
個人的な超注目ポイントは、このKlang Rulerというバンドのギタリストのgyoshiさんのギタープレイです。
gyoshiさんはいわゆるネオソウル系ギターといって、クリーントーンでめっちゃオシャレでいい感じのギターフレーズを弾く女性ギタリストです(自分的解釈)。
彼女のギタープレイはとても心地よくて、ついついYouTubeチャンネルの演奏動画をいろいろ観てしまうわけですけど、そんな彼女がギターで参加してるバンドがサカスプでライブするということで、彼女のギターの生演奏を観るいい機会だな〜と思って観てきました。
このKlang Rulerではバンドカラーに合ったギタープレイに徹している感じだったので、彼女のYouTubeでお目にするようなギターが主役で前面に出てきて、ネオソウルのギタープレイが満載というわけではなかったですが、バンドでのギタープレイもそれはそれで素晴らしかったです。カッティングとか、オブリ的なフレーズとか特に。
あとなんか、ギターを弾く佇まいや姿勢が凛々しくて、神々しかったです(^^)
ペンギンラッシュ
初見ですが、ペンギンラッシュはクールでジャジーでアダルトな雰囲気のバンドでした。
ピアノパートがとても印象的で、どの曲においてもピアノが曲のいいスパイスになってるような気がしました。
ボーカルの方の高い歌唱力、そして楽器隊の演奏力の高さも相まって、バンドとしても演奏の安定感が半端なかったです。
曲はポップス的な聴きやすさもありつつも、ジャズっぽい複雑な音の響きやフレーズが散りばめられていて、緊張感があって予定調和ではない曲の感じが聴いていて楽しめました。
いい感じのジャズとかがBGMで流れるオシャレなバーでワインでも優雅に飲みながら、ほろ酔い気分でゆっくり聴いてみたいような気分にふとなりました?
GOOD BYE APRIL
いわゆる、シティーポップなバンドでした。分かりやすく言うと、山下達郎みたいな感じ?
個人的には、このライブで演奏していた「missing summer」という曲がすごく好きになりました。
バウンスさせたようなノリの良い16ビートのリズムとそれに乗るキャッチーなメロディー、そしてボーカルの人の甘い美声、それを支えるバンドサウンドのアレンジがすごくマッチしていて、めちゃ良いポップソングやなと。
あと、ライブ中のベースの方のMCの癖がすごすぎた・・(笑)関西の人なのかな、面白かったです。
arne
自分の激推しバンド、arne。岐阜県発のツインボーカルマスロックバンドです。
てか、arneの曲は音楽の各種サブスクで全て聴けるので、聴いたことない人はぜひ聴いてほしいなと。本当にオススメっす。
arneはほぼすべての曲の曲中で変拍子がエグいのに、曲の中でそれを自然に効果的に使っていて、それがすごいなと思うし、ともかく曲がエモすぎて、個人的にともかくツボなのです。
ギター弾きの観点で言うと、ギターフレーズのセンスがアルペジオにしろ、リフにしろ、すごい独特なフレージングで、聴いていて飽きませんね。
肝心のライブのほうですが、自分の順番でライブハウスの入場ドアが閉まってしまい、入場規制になって開演時刻に会場に入れなくて絶望したわけですが、もしかしたらライブ中に誰か外に出るかもと、少し待ってたらお客さんが出てくれたおかげで、どうにか自分も会場に入れて、途中からだったけど生ライブを観れて助かりました?
てか、ライブの盛況ぶりをみるとarne、めっちゃ人気きてますね。
もしかしたら今年ブレークしちゃうかもですね。今後のarneからはますます目が外せません?
EOW
すごいパワフルでハッピーなオーラーを纏っているバンドでした。
あと、ボーカルの方の歌唱力や声量もすごいけど、お客さんを盛り上げるのがめちゃ上手でしたね。
個人的にはYOLOという曲が好きだなと。クリーンギターの16ビートでのカッティングの刻みがキレキレで、惚れ惚れしてしまいました(^^)
ayaka.
岐阜県出身の女性シンガーソングライターのayaka.。
個人的には高校のだいぶ後輩(もちろん面識は一切ない)にもなるので、なんとなく地元つながりで以前から陰ながら応援している感じです。
音楽の系統的にはYUIとか阿部真央とかの系譜になるのかなと(個人的な感想)。
今回は新栄のCLOVER Houseというライブができるレストラン?みたいなところで一人でアコースティックギター弾き語りで歌うスタイルのライブでしたが、客席は満員御礼でした。
てか、歌が上手い人って自分一人のギター弾き語りでライブが成立してしまうのが凄いし、なんだか羨ましいな〜と、ギターは弾くけど歌が下手な自分は毎回思ってしまいますね。
ライブ自体はなんだかアットホームな雰囲気のほのぼのとしたライブでした。
彼女の歌声はとてもキュートで個性的な声質だし、曲もポップで分かりやすいキャッチーな感じの曲が多いので、もしかしたらこれからもっと活躍の場を広げていくような気がするし、というかどんどん活躍していってほしいなぁと思う次第です。
KAYO.
実は今回のサカスプのライブで一番衝撃を受けたのがこのKAYO.というバンドでした。
サカスプで初めて知ったバンドなんですけど、ライブでのパフォーマンスが圧巻でした。
スポーツで言うとゾーンに入ったみたいな(万年運動不足なお前が言うな的な)、サウナで言うと整ったみたいな(サウナーでもないのにお前が言うな的な)、ライブ中にでそんな感覚に陥りました。自分が演奏しているわけでもないのに。
歌とか演奏とかパフォーマンスとかライブハウスのお客さんとの一体感とか、そういったもろもろ全部ひっくるめて最高の瞬間だった気がしました。たまたま最前列で観ていたけど、本当に鳥肌が立ちましたもん。
個人的には「退屈」という曲が特に好きになりましたね。
ただ、音源で聴いても良いけど、音源よりライブで聴くほうが100倍良いかもしんないですね。
音源はいいけど生ライブはそこまでかも・・みたいなバンドもいたりするけど、このKAYO.は音源で聴くよりライブで生演奏を聴くほうがめっちゃ良いバンドだなって思いました(もちろん今回のライブハウスの音響環境やPAさんの音作りとかが素晴らしかったというのもあるかもしれないですが)。
とにかくすごく良かったので、またいつかライブを観てみたいなと思いました(^^)
藤原さくら
藤原さくらさんは今回自分が見た中では一番有名なアーティストかも。
会場も今回自分が足を運んだ中では一番キャパの大きい会場(ダイヤモンドホール)で、幅広い年齢層のお客さんでいっぱいでした。
個人的には、REIとコラボして曲を出していたり、自分がたまに聴く細野晴臣さんのラジオにゲスト出演していたので、そこかでなんとなく認識をして興味を持っていたので、今回サカスプ最後にちょっと足を運んでみました。
今回はピアノとアコギボーカルの二人編成のアコースティックライブみたいな感じで、まったり落ち着いた楽曲アレンジになってましたし、演奏した曲もミディアムテンポ・スローテンポの落ち着いた楽曲が多かったです。
とにかくこの日は午前中からサカスプでライブ会場間を移動して歩き回っていて、アラフォーの運動不足の自分は足がパンパンでもはや体力の限界、ヒットポイント3ptぐらいの瀕死の状態になっていた状態で、この日最後に観たアーティストだったので、この藤原さくらんさんの落ち着いたまったり落ち着いた感じの曲調が心地よくて、タイミング的にはちょうど良かったです。
おだやかで落ち着いた気分になって、最後にクールダウンできた気がしました。
なんか、その日その時の気分・体調・環境とかでマッチする音楽って変わるもんだな〜、とふと思いました。
ヨッシー的まとめ
というわけで、サカスプ2022、初参戦してきました〜。
1年ぶりにライブを生で観たけど、やっぱり生演奏で音楽を聴くという体験は良いなって改めて思いましたね。
普段、部屋や車やイヤフォンで聴く日常の音楽もいいけど、たまには非日常でライブの生演奏で爆音の音圧を全身に浴びるような感覚で聴く音楽も貴重な経験だなって思いました。
特に会場が屋外ではなく、基本的にはライブハウスという密閉された空間だったので、音圧の凄さを特に感じました。
ただ、もはやアラフォーの運動不足のおじさん(つまり自分)には、ライブハウス間を徒歩で朝から夜まで移動し続けるのは体力的にしんどくて、ヘトヘトになりましたが・・(苦笑)
最後のダイヤモンドホールで会場の4Fまで上がる手段が階段しかなかったときの絶望感ときたら・・・?
そんなわけで、最後に観たライブの後に、速攻ホットペッパービューティーで栄エリアのマッサージ屋さんを予約して、1時間マッサージしてもらってから車で家に帰りました?