Illustratorの環境設定ファイルを再作成(=環境設定ファイルの初期化)する方法について、備忘録代わりのメモ。
IllustratorやPhotohop、Fireworks等のAdobe系ソフトでソフトが意味不明にバグるようなトラブルに見舞われた時には、環境設定ファイルに問題が発生している事が原因だったりする。環境設定ファイルを再作成（＝環境設定ファイルの初期化）する事で元の状態に戻す事ができる。
自分の場合も、Illustratorの意味不明のバグ症状は今回行った”環境設定ファイルの初期化”で治った。
Illustratorの環境設定ファイルの初期化の手順
エクスプローラーで以下の場所を開く
C:→Users→＜使用中のアカウント名＞→AppData→Roaming→Adobe
自分の場合は、アカウント名がyossyだったので、C:\Users\yossy\AppData\Roaming\Adobeを開く。
すると、PCにインストールされているAdobe系ソフト一覧が表示されるので、初期化したいソフトの名前を探す。
今回、環境設定ファイルを初期化したいソフトはIllustrator CC。
Illustrator CCは「Adobe Illustrator 17 Settings」というフォルダー、Illustrator CC 2014は「Adobe Illustrator 17 Settings」というフォルダーがある。
フォルダ名の変更
この「Adobe Illustrator 17 Settings」が、Illustrator CCの環境設定ファイルのフォルダで、ソフト起動時に毎回これを読み込みにいっている。
これが何らかで問題が発生している・破損している可能性があるという話。
というわけで「Adobe Illustrator 17 Settings」のフォルダ名を変更する。変更後のフォルダ名は何でもOK。
・今回は以下のように変更
変更前）Adobe Illustrator 17 Settings → 変更後）Adobe Illustrator 17 Settings_old
Illustratorの再起動
Illustratorを開いている状況であれば一度終了させて、ソフトを再起動する。
すると、ソフト起動時に読み込みにいく環境設定ファイルのフォルダが名前を変えた事によって存在しないので、自動的に環境設定ファイルの再作成（＝環境設定ファイルの初期化）が行われる。
「Adobe Illustrator 17 Settings」というフォルダが再作成されている事が確認できる。
先ほど名前を変えたフォルダは今後使われないし紛らわしいので、削除したほうが良いかも。（削除しなくても特に支障が出るわけではない）
今回はIllustratorでの環境設定ファイルの初期化についての手順で説明したけど、Creative Cloudで使うような他のAdobe系ソフト（Photoshop、Fireworks、Dreamweaver)等でも同様の手順で、それぞれのソフトの環境設定ファイルの初期化が上記と同様の手順で可能。
yossy的まとめ
何かAdobe系ソフトでソフトの挙動がおかしかったり強制終了などのトラブルが多発する時は、ソフトの環境設定ファイルの初期化で治ることがありますよ、というお話でした。
ちなみに環境設定ファイルの初期化を行うと、自分が作業しやすいようにカスタマイズしたワークスペース（パレットの配置の情報的なやつ）も初期化されるので、それだけ了承のうえ行う必要あり。
