少し前にCubase(DAWソフト)を起動して使うために必要なドングル「USB-eLicenser」を紛失してしまって、Cubaseを起動できないというトラブルに見舞われておりました。とほほ。
そんなわけで、今回は「CubaseのUSB-eLicenser(別名:Steinberg Key)を紛失した場合の対処方法・解決策」について備忘録がてら書き残しておこうと思います。
今回の自分みたいにCubaseユーザでUSB-eLicenserを紛失してソフトが起動しなくなって困っている人の参考になれば幸いです(^^)/
Cubaseのドングル「USB-eLicenser」について
DTMで使用するDAWソフトはいろいろありますけど、自分はCubaseというソフトを使ってるんですが、このCubaseというソフトは「ドングル」がないと起動できない特殊なソフトでして。
ちなみにドングルとはソフトの不正使用防止用のセキュリティーキーのことで、Cubaseの場合だと「USB-eLicenser」という正式名称です。
最初にUSB-eLicenser(USBメモリーのような形状のもの)に専用ソフトからライセンス情報を格納(ダウンロード)しておくことで、このUSB-eLicenserを挿したPCならCubaseを起動して利用できるという仕組みになっています。
そんなわけなので、USB-eLicenserを差し替えることで複数台のPCでCubaseを利用できるというメリットがある一方、USB-eLicenserを紛失したらソフト自体が一切起動できなくなるというデメリットもあります。
つまり、このUSB-eLicenserはCubaseのライセンス認証に必要不可欠な鍵なので、絶対紛失してはいけないアイテムというわけです。
USB-eLicenserを紛失してしまった件
はい。そんな大事なUSB-eLicenserを私ヨッシーは紛失してしまいました。オーマイガー(>_<)
どうやら部屋の掃除をした時にどこかにやってしまったようです。探せど探せど見つからず。
いかんせんUSB-eLicenserがないことにはCubaseのライセンス認証エラーになるので、上記画像のようにCubaseを一切起動できないのです。
数日にわたって探したものの見つかる気配もないので、ヤマハ(Cubaseの開発元:Steinberg社の親会社)のメールサポートに連絡して、対処方法を教えてもらいました。
USB-eLicenserを紛失した場合の対処方法・解決手順
というわけで、ここからが記事の本題です。
ヤマハからメールで頂いた回答をもとに、とりあえずどうにかまたCubaseを利用できるようになりましたので、いかに対処方法・解決手順を記載したいと思います。まず大まかな手順は下記の通りとなります。
(1)ヤマハにライセンスの再発行を依頼(ヤマハ→Steinberg)
↓
(2)ヤマハからアクティベーションコードの通知メールが届く
↓
(3)USB-eLicenserを新規購入
↓
(4)専用ソフト(eLicenser Control Center)で再アクティベーション
↓
(5)MySteinbergにも製品の再登録
(1)ヤマハにライセンスの再発行を依頼(ヤマハ→Steinberg)
Cubaseの問い合わせ先は現在メール窓口しかないので、メール窓口に「USB-eLicenserを紛失してしまったのでどうすればよいか」と聞いたら、「(使用中のソフトウェア:Cubase 9の)ライセンスの再発行を希望するならSteinberg社に取り次いでくれる」とのことだったので、メールで再発行を依頼しました。
ちなみに再発行を依頼してヤマハから新しいライセンス(アクティベーションコード)の通知メールが届くまでは1週間ほどでした。
ライセンスの再発行に関しての一番の注意点は、このUSB-eLicenser紛失時のライセンス再発行は1回限りの点です。
自分はもう今回ライセンス再発行を1回してもらったので、もしまたUSB-eLicenserを紛失してしまってもライセンス再発行はしてもらえないみたいです。てか紛失リスク高すぎでガクブルものですな((+_+))。もう絶対紛失しないようにせねば。。
(2)ヤマハからアクティベーションコードの通知メールが届く
ライセンスの再発行が終わると、ヤマハから新しいアクティベーションコード(32桁の英数字)をメールで教えてもらえるので、そのアクティベーションコードを用いて製品(自分の場合はCubase 9)のアクティベーションを行います。
詳しくは(4)の手順にて。
(3)USB-eLicenserを新規購入
そして紛失してしまったUSB-eLicenserは新規で購入しないといけません。
最初はいつものようにAmazonで購入しようかと思ったんですが、ヤマハのサポートを受けるには「日本国内向けに出荷されているUSB-eLicenserでないとサポートが受けられないとのこと」でした。
つまりAmazonとかで正規価格よりも安く売っている「並行輸入品」と記載のあるようなUSB-eLicenserだと何かあってもヤマハのサポートが受けられないわけです。
そんなわけで、買ってもサポート対象外とか言われても困るので、今回は無難にSteinberg Labと呼ばれるヤマハの特約店の楽器屋さんに行ってUSB-eLicenserを購入しました。
お値段はなんと5130円(税込)!てかドングルが高すぎ!まぁ自業自得なんですけども。
ちなみにAmazonで買っても価格はほぼ一緒でしたね。
(4)専用ソフト(eLicenser Control Center)で再アクティベーション
新しいUSB-eLicenserと新しいアクティベーションコードが手元に用意できたところで、アクティベーションを行います。
アクティベーションは専用ソフトの「eLicenser Control Center」を使用します。
基本的にはUSB-eLicenserをPCのUSBポートに挿した状態でeLicenser Control Centerを起動して、「アクティベーションコードの入力」ボタンをクリックして、メールで教えてもらった新しいアクティベーションコードをコピー&ペーストで張り付けて進めるだけでオッケーです。
すると上記のように新規購入したUSB-eLicenserにCubaseのライセンス情報が紐づけられて格納されます。
これで今後はこの新しいUSB-eLicenserをPCに挿せばCubaseを以前のように正常に利用できるようになりました。
こんな感じでに↑
(※詳細なアクティベーションの手順は公式HPを参照下さいまし)
(5)My Steinbergへの製品の登録
(4)までの手順でCubaseのソフト自体は元通り使えるようになりますが、今後もサポートを受けるには新しいUSB-eLicenser番号をMy Steinberg(Steinberg公式サイトのマイページ)への登録したほうが良いとのことなので、こちらもまたあわせて登録することに。
My Steinbergのページにログインしたら、「eLicenser / ソフトウェアを登録」ボタンを押して、さきほどのアクティベーションコードをコピー&ペーストで入力するだけで登録は終わります。
登録が済むと、上記のように「ソフトウェア」のタブには使用ソフトウェア名とライセンスが関連付けられた新しいUSB-eLicenserが一覧に表示されるようになります。
「eLicenser」のタブでも同様に、新しいUSB-eLicenserとそれに紐づいているソフトウェア名が記載されているのが確認できます。
以上で全作業終了でございます。
というわけで、今後はUSB-eLicenserは絶対に無くさないように気を付けようと思った次第です。
以上、Cubaseのドングル「USB-eLicenser」を紛失した場合の対処方法でした~。
Cubaseユーザの皆さんは紛失にはくれぐれもお気を付けくださいまし(>_<)
後から紛失したUSB-eLicenserが見つかった場合
最悪なことに、ライセンスの再発行をして新規購入したUSB-eLicenserでの再アクティベーションが完了した数日後に、紛失していたUSB-eLicenserが見つかりました(涙)もっと早く見つかってくれーい(*´Д`)
というわけで、新旧のUSB-eLicenserで2台持ちになってしまったので、新しいのはメイン用、古いのはサブ用(予備)として使えるのかな~と思い、再度ヤマハに問い合わせてみたところ、残念ながら既に紛失報告した前のUSB-eLicenserはライセンスの無効処理がSteinberg社(Cubase開発のドイツの会社)で既に行われてしまっているため、今後一切利用できないとのことでした。
というわけで、旧USB-eLicenserはもはや活用方法がないので捨てることになりました。残念、無念(*´Д`)
つまり、同一のCubaseのライセンスを複数のUSB-eLicenserで併用して利用することは出来ないみたいです。
以上、失敗談からの学習でした(>_<)