今日はアフィリエイトのおすすめ本を紹介したいと思います。
アフィリエイトはサラリーマンでも主婦の方でも誰でも簡単に始めれる副業・小遣い稼ぎになるものという認識程度でしたが、アフィリエイトを専業でやって稼いでいる人はどういうやり方でやっているのかな?という好奇心と、そういったアフィリエイトの達人が知っているアフィリエイトの業界事情を知りたいな、と思って購入したのがこの書籍でした。
本の構成
[プロローグ]アフィリエイトの現実
[第1章]アフィリエイトの周りでカモる人たち
[第2章]悪事を働く広告主!
[第3章]深刻なASPの問題
[第4章]悪事を働くアフィリエイター!
[第5章]アフィリエイトで稼ぐための基本思考
[第6章]ブログで稼ぐための考え方
[第7章]集客のノウハウ
[第8章]アフィリエイトで使えるプログラミング・テクニック
[付章1]アフィリエイトのよくある相談25本ノック
[付章2]アフィリエイトの未来を語る座談会
[付章3]ASPは諸問題をどう捉えているのか?
[付章4]広告主のカモられ方
勉強になった点・参考になった点
アフィリエイトの世界で長年に渡り最前線で稼ぎ続けて脱サラ&起業して成功者の著者あびるやすみつさん。
そんな著者が指摘しているアフィリエイトの現状は結構えげつないです。
素人を言葉巧みに狙う詐欺師に騙されない事
他のアフィリエイト関連の書籍では決して触れられる事のないアフィリエイト業界の裏事情・闇の部分があけすけに暴露されています。
知識のない素人をターゲットに「アフィリエイトサイトを立ち上げると儲かりますよ」とアフィリエイトサイトの制作を勧めてくるサイト制作業者、「この方法・ノウハウを使えば誰でも簡単に月xx万円稼げます!」というような煽りをいれた高額な情報商材を紹介してくる情報商材業者、「プログラムを自動実行するソフトを使えばアフィリエイト収益を伸ばせますよ」と推してくるアフィリエイトツール販売者などなど。。
WEBやアフィリエイトの知識がある程度ある人なら、そんな簡単に稼げる筈はないって事は分かるんでしょうけど、初心者の人は↑のような甘い誘い文句に騙されて失敗するというケースがとても多いようです。著者は「こういう事をする業者を素人を狙う詐欺師たち」と断罪しています。
確かにWEBサイトやメルマガなどで「月xx万円を簡単に稼げるノウハウを公開」みたいのがあると、怪しいとは思いつつも、一体どんな手法なんだろう、と気になってしまうのは正直なところです。自分の場合、WEB制作も少しは出来るので初心者ではないかなとは自分では思ってますけど、それでもやはり気にはなってしまう訳です。とするとWEBやアフィリエイト初心者の人なら、簡単に飛びついてしまう人がいるのは何ら不思議ではないな、と。
アフィリエイトをこれから始めるという方は、まだいろいろな情報に対して免疫がなくて騙されやすい状態だと思うので、こういった事実は最初に知っておいた方がよいと思います。
アフィリエイトで稼ぐための基本思考の習得
アフィリエイトといっても、ブログアフィリエイト、メールアフィリエイト、SNSアフィリエイト、サイトアフィリエイトなど、アフィリエイトの種類もたくさんある訳ですが、まずはアフィリエイトで稼ぐための基本思考を身に付けることの重要さを説いています。
あのアフィリエイト広告が良いとか、SEOはこういう風にやれとか、そういう枝葉の細かい話ではなくて、もっと幹となるような根幹な部分についてです。
例えば、アフィリエイトに関しては広く浅い知識が必要な点、いろいろなモノ・アイデアを組み合わせて新しいサイト・サービスを作る重要性、ユーザの悩みや面倒な事を解決してあげるサイトや自分自身が使いたいサイトを作る事の重要性、特定広告に依存しない事、同じ商品のアフィリエイトリンクでも複数のショップへのリンクを用意する事、など、なるほどな!と思う基本思考が紹介されています。
枝葉のテクニカルな部分よりも幹となるベース部分を最初に習得したほうが良いな、と改めて思いましたし、参考になりました。
特に複数ショップへのリンクを用意する便利なツールが紹介されていて、これは今後使うしかないなと思いました(→詳細は書籍にて)
初心者が始めやすいブログアフィリエイトについて
初心者が誰でも簡単に始められるブログアフィリエイトですが、正直なところなかなか儲けにくいのが現実のようですね。
それでもブログで儲けるための手法・切り口がいくつか紹介されていて、それはとても参考になります。
つまるところ、自分にあった手法であったり切り口・テーマでブログをやるべきという事ですね。
ちなみに、今見て頂いているこのサイトでありブログは「自分で買ったり・使ったりして良かったと思える商品・サービスを紹介する」をテーマにサイト運営していますが、「自分自身が継続的に記事更新が可能で、閲覧ユーザの人に実際の1使用者の声を届けて少しでも参考になれば」、というのがこのサイトの切り口かな、と自分では思っています。
アフィリエイトリンクもちゃっかり貼ってますけどね(笑)
本気で稼ぎたいならプログラムを使うべき
アフィリエイトで本気で稼ぎたいならプログラムを習得してサイトに活用することが、一番近道だよ!という主張は、この本で著者が一番推している部分だと感じます。
プログラムというとアレルギー反応が出る方もいるかもですが、プログラムも日本語・英語のように言語のひとつなので、子供でも日本語や英語を話せるのだから、ましてや大人のあなたなら勉強すれば必ず読み書きできるようになるはずですよ、と。
プログラミングは始めるならプログラム言語はphp, perl, rubyあたりがおすすめですね。
自分がこの書籍で一番感銘を受けたのは、WEB APIを活用したプログラムサイト制作についてです。
具体的な技術的な細かい部分は他の専門書籍になるんでしょうが、なるほどな、思いましたね。
著者が言うように、プログラムとAPIを上手に組み合わせれば、コンテンツ情報はブログなどのように自分で記事を書かなくても自動的にAPIを通して、コンテンツ情報を収集できるので、初期制作の手間はかかれど、更新の手間がほとんどかからないわけです。プログラム+APIを活用したサイトを制作してみたいな、と非常に興味が湧いている今日このごろです。
まとめ
この書籍は、他の書籍で書かれる事のないアフィリエイト業界の実態について書かれていて、アフィリエイト初心者の人がトラブルや被害に巻き込まれないためにも、最初に読んだ方がいいと思います。
また、アフィリエイトで稼ぐための基本思考が鍛えられる点や、初心者の人が手軽に始められるブログアフィリエイトで儲けるための手法・切り口、また応用編でプログラムとAPIを活用したサイト制作を知れる点で、初心者やアフィリエイトを始めたけれどもなかなか思うように稼げていないという方に、参考になる情報がとても多い書籍です。