今回はドコモのガラホを一番安い料金で使うための料金プランシュミレーションについて備忘録がてら書こうかと。
というのも、ドコモのガラケーユーザの知人から「機種変更でガラホにしたいけど料金プランとかどうなるの?」的なことを聞かれたので、お人好しの自分はまたあれこれ調べてみることに。
調べてみたところ、「ドコモのガラホに機種変更するならこの料金プラン(通話プラン+通信プランの組み合わせ)が基本料金が一番安くなる」というのが見つかりましたのでご報告がてらに。
ドコモのサポートにも「ドコモガラホならその料金プランが基本料金は最安です」とお墨付きも頂いたので以下紹介します(/・ω・)/
ドコモのガラホとは?&ドコモガラホ機種ラインアップ
ガラホの料金プランの説明の前に「ドコモのガラホが何ぞや?」という説明と、現時点でのドコモのガラホ機種ラインアップについて触れておきます。
「そもそもガラホとガラケーの何が違うの?」という人もいるかもですし、ガラホの新料金プランはそもそもガラホの対象機種でしか契約できませんのでね。
まずはドコモのガラホについて。
以前に書いたコチラの記事(ドコモのガラホ)が詳しいのですが、ガラホの特徴を簡単に言うと「ガラケーの見た目・操作性(折りたたみ&ボタン操作式)だけど中身はスマホ(Android OS)」という携帯のことです。
今までユーザが慣れ親しんだガラケーですが、今後はドコモは新規ガラケー機種をリリースするつもりはどうやらなさげで、今後の折りたたみ式携帯の新機種はガラホが主流になっていく流れと感じています。
実際、先日(2016年10月)リリースされたドコモの新機種ラインアップをみても、折りたたみ携帯機種はガラホ2機種(SH-01J、P-01J)の2つで、ガラケー機種はもうありませんでしたしね。
そんな折りたたみ携帯の今後の主力機種のガラホですが、現時点(2016年10月)でのドコモのガラホ機種のラインアップは下記の4機種です。
ドコモ公式HPで「ドコモ ケータイ」に分類されている製品の中でも「spモード)」と記載があるのがガラホ機種です。
- AQUOS ケータイ SH-01J(2016年10月発売)
- P-smart ケータイ P-01J(2016年11月発売予定)
- ARROWS ケータイ F-05G(2015年6月発売)
- AQUOS ケータイ SH-06G(2015年6月発売)
逆に下記の3機種はiモード、つまりガラケーです。ガラホではありませんのであしからずで。
てか、見た目がガラホもガラケーも同じに見えるので区別が付きにくいところではありますが(汗)
- P-01H(2015年11月発売)
- N-01G(2014年11月発売)
- F-07F(2014年5月発売)
ドコモのガラホを一番安い基本料金で使うための料金プランシュミレーション
で、本題のドコモのガラホを使う場合の料金プランについてですけども。
当たり前ですが、どの機種(ガラホ・ガラケー・らくらくホン・スマホ)を使うにしても料金プラン(通話プラン+通信プランの組み合わせ)を選ぶ必要があります。
で、料金シュミレーションしたのが下記の表です。ユーザの使い方にもよりますが下記の4パターンの料金プランの組み合わせがオススメです。
で、さらに「ドコモのガラホを一番安い基本料金で使うための料金プラン」という点でいけば、パターン(a)が良さげです。
そのパターン(a)の料金プランを中心に以下詳しく見ていきたいと思います。
パターン | (a) | (b) | (c) | (d) |
---|---|---|---|---|
通話プラン | カケホーダイライトプラン 1, 200円 |
カケホーダイプラン 2, 200円 |
カケホーダイライトプラン 1, 200円 |
カケホーダイプラン 2, 200円 |
通信プラン | ケータイパック(2GB) 300円~4, 200円 |
ケータイパック(2GB) 300円~4, 200円 |
データSパック(2GB) 3, 500円 |
データSパック(2GB) 3, 500円 |
SPモード | 300円 | |||
月々の料金合計 | 1800円~5, 700円 | 2, 800円~6, 700円 | 5, 000円 | 6, 000円 |
※ユニバーサルサービス料(3円)、Eビリング割引(-20円)、端末代金、消費税計算(8%)等の細かい部分は端折っているのであしからず。
通話プラン/カケホーダイライトプラン 1, 200円
ドコモのガラホを購入して使う場合、通話プラン(=基本使用料)はカケホーダイプラン(2, 200円)かカケホーダイライトプラン(1, 200円)のどちらかのプランを必ず選ぶ必要があります。
カケホーダイプランは国内音声通話(携帯・固定電話を含む)が無料というプラン。
カケホーダイライトプランは1通話あたり5分以内の通話が無料で、5分を超過する場合は30秒20円(≒1分40円)の通話料が別途加算されるプランです。このプランは先日(2016年10月)に発表されたガラホ向けの新通話プランです。
当然、基本料金の安さなら、カケホーダイライトプランのほうがカケホーダイプランよりも1, 000円ほど安いので、カケホーダイライトプランを選んだほうが良いです。
電話する機会が多い・少ないにかかわらず、1回の通話時間が短くて済む(5分以内で済む)ことが多い人なら、カケホーダイライトプランを選んでも別途通話料が加算されないし、加算されても少額の通話料で済みますので。
ただ一回の通話が5分以上を超える長電話が多いような人は、上記通話料が加算されるので、カケホーダイプランを選んだほうが良いケースもあります。
目安としては、カケホーダイライトプランを契約しても、毎月の通話料が上記プランの差額1, 000円(≒超過通話時間25分以上)を超えるような通話料が継続的に発生してしまう場合は、カケホーダイプランに途中で切り替えたほうが良いですね。
というか長電話が多いのを認識しているなら、最初からカケホーダイプランにしておけばよいですね。ハイ(^^)/
ちなみにガラホでは以前に書いたドコモガラケー最安料金の記事で紹介している通話プラン(FOMAタイプシンプルバリュー)は使うことができませんのであしからず。
通信プラン/ケータイパック(2GB) 300円~4, 200円
次に通信プランについて。
通信プランは基本料金の安さでいくと、これまた先日のガラホ向けの新料金プランとしてリリースされた「ケータイパック(2GB)/300円~4, 200円」が良さげです。ケータイパックの料金システムは2段階パケット定額プランになっていて、モバイルデータ通信(LTE通信)でのパケットを全く使わなければ300円で固定、パケットを使うごとに料金が上がっていき(1KB/0.03円≒1MB30円)、上限4, 200円で固定となる料金システムです。
そう、基本料金でいえばこのケータイパックが最安なのは間違いないです。が、ただモバイルデータ通信でのパケットをよく使う人には正直向いてません。
というのも、Wi-Fiが使えない環境(出先など)でネットやLINEなんかをがんがん使っていると、上述のパケット料金(1KB/0.03円≒1MB30円)が加算されていくので、割とすぐに上限4, 200円に達してしまうからです。パケット使用量的には137MB(0.13GB)で達します(下記表参照)。
自分はドコモiPhoneを使ってますが、毎月0.8GB~1.8GB程度のパケットを使っているので、もし自分がガラホでこのケータイパックに入っていたら毎月上限に達してしまいます。それなら同じ2GB使えるパケット完全定額プランのデータSパック(3, 500円)のほうが700円お得だよね、という話になるわけです。
(ちなみに自分はiPhoneの通信プランはこのデータSパックを使ってます)
まぁ逆に通信量節約のために自宅のWi-Fiでしかガラホの通信機能は使わないと決めている人や、そもそも携帯で通話とメールとLINEを少し使うぐらいのライトユーザの人なら、ケータイパックで十分かもしれませんけども。
視覚的に分かりやすく上記2つのプランを比較してまとめてみたのが下記のグラフです。
上記表の通り、ケータイパックとデータSパックのどちらがお得になるかという損益分岐点はケータイパックでの月々パケット使用量が約114MB(0.11GB)で3, 500円に達するラインです。
だからケータイパックのプランを使ってみて、その損益分岐点(0.11GB/3500円)にデータ通信料金が毎月おさまるようなら、ケータイパックのほうがお得だし、それを毎回超えてばかりならデータSパックのほうがお得ということです。
結局は通信プランも通話プラン同様に、そのユーザの使い方次第で最適なプランは変わるということですね(^^)/
SPモード/300円
これはドコモでインターネット・メールを利用するのに外す事のできないサービスなので、絶対付けるべしです。
ヨッシー的まとめ
ドコモのガラホを使う場合、料金的に安く使いたい場合は、上記で示した4つのパターン[(a)~(d)]の料金プランの組み合わせが良いと思います。
基本料金の安さでいけば(a)がベストですけど、電話の長い・短いや通信量の使い方次第で(b)(c)(d)のほうが月々の携帯料金が安くなることもあるので、自分の使い用途・目的に合わせて料金プランを選ぶのが結局は最適プランになりそうです。
一度パターン(a)の料金プランで2・3カ月様子を見てみて、その料金が(b)(c)(d)よりも高いようなら、後から料金プラン変更をするのも良いかもですね。
どれだけ事前シュミレーションしても、実際に使ってみないと分からない部分もありますので。
ではそんなところで。良きガラホ生活を(^^)/