昨年購入したMacbook Pro(2020年製・Intel CPU・13インチ)には4つのUSB-Cポート(Thunderbold 3)がありますが、自分の使い用途だとポート数が足りていなくて少し困っていました。
自宅でMacbookを使うときは基本的に外部ディスプレイに2本使用、外付けSSDで1本使用、オーディオインターフェイスに1本を常時使用するので、それだけで既に空きのUSBポートがないので、何か別の機器をMacbookに接続したい場合は上述の何かの接続を取り外してから取り付けるという感じで結構面倒でした。
なので、自分がSurface Book(WindowsノートPC)で使っているSurfaceドッグのようなUSBドッキングステーションをMacbookでも使いたいなと思って、今年(2021年6月)のAmazonプライムデーのセールで4,000円ほど安くなっていた「Anker PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock」というUSBドッキングステーションを15,000円ほどで購入して使うようになりました。
このUSBドッキングステーションをMacbook本体にUSB-Cケーブルで1本接続することで、USBドッキングステーションに備わっている豊富な各種ポート(HDMIポート✕2、USB-Aポート✕3、USB-Cポート、SDカードスロット、MICROSDカードスロット、ディスプレイポート、イーサネットポート、オーディオジャック)を使えるので、以前のようにUSBケーブル機器などを使いたい際にケーブルの抜き差しをしなくても済むので、Macbookがかなり便利に使えるようになりました。
【トラブル症状】USBドッキングステーションのLANポートからMacbookを抜くと、宅内のLANが全て繋がらなくなる
で、ここからがようやく本題です。このUSBドッキングステーションには有線LANポートも備わっています。
それまではMacbookはWi-Fi(無線)で使ってきましたが、有線LANケーブルをこのUSBドッキングステーションに接続して、有線LANでインターネットを使うことにしました。
インターネット接続の高速化&安定化でもあるし、同じくAmazonプライムデーに購入したNAS(共有HDD)へのアクセスを高速化&安定化するにも、Wi-Fiよりも有線LANで使ったほうが良いなという判断です。
で、普通にインターネット接続して使えていて問題はなかったのですが、ある操作をすると毎回ネット接続が不調になることに気づきました。
それは、Macbookを外出先に持っていこうとして、MacbookをUSBドッキングステーションから取り外すタイミングです。
この操作を行うと、何故か宅内LAN環境に接続されている全てのデバイス(PC・スマホ・タブレット)のインターネットが有線も無線も繋がらなくなるのです。
フレッツ光のONU(光回線終端装置)が自宅でのネット接続の始点なわけですが、検証のためにこのONU背面のLANポートとPCを直接接続してもネットが繋がらないのです。それに加えて、宅内のローカルLAN環境に設置されているNASにすらもアクセスできなくなってしまいました。
つまり、インターネット&宅内LANの全てのネットワークが繋がらない状態になってしまったわけです。
ONUや無線Wi-Fiルーター、NAS、PCを電源を抜いたり再起動しても症状は一切改善しませんでした。
ただ不思議なことにMacbookをUSBドッキングステーションに接続しなおすと、全てのデバイスでインターネットも接続も全て復活して、NASへのアクセス(=イントラネット接続)も復活するのです。
つまるところ、このUSBドッキングステーション(Anker PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション)が完全に悪さをしているのです。
しかもそれはインターネット接続と宅内LAN環境を全て破壊してしまうほどの破壊力という・・・。
てか、USBドッキングステーションがこんな症状を引き起こすこと自体がちょっと考えられないというか、摩訶不思議って感じではあるのですが・・。
【解決法】MacbookをUSBドッキングステーションから取り外す際に・・
MacbookをUSBドッキングステーションに接続しなおせば元に戻るといっても、Macbookを外出先に持ち運びたいときもあるので、その持ち運びしてる最中に毎回自宅のネットが繋がらないと家族からのクレームが避けられそうにありません(汗)
で、簡単な対処方法を見つけたので、当面はそれで対処していくことにしました。
それは、MacbookをUSBドッキングステーションから取り外す前に、USBドッキングステーションの電源を先に切っておくことです。
自分はUSBドッキングステーションの電源オンの状態でMacbookを取り外して、その後もUSBドッキングステーションの電源は入れっぱなしにしていたところ、上述のネットワーク不調トラブルが起きていたんですが、このようにUSBドッキングステーションの電源をちゃんと切るようにしてからは問題は起こらなくなりました。
このUSBドッキングステーションが一体どういう悪さをして、ネットワーク(ネット接続と宅内LAN環境)に不調をもたらしているのかの詳細は分かりませんけども、とりあえず上記対策でネットワークトラブルが起こらなくなったことだけは事実です。
てか、なんかこの記事を書いている際に、商品購入したAmazonの商品ページのレビューを見たら、今回の自分と同じトラブル(有線LANケーブル接続を解除した際にネット接続ができなる症状)を報告している方々のレビュー(↓)がチラホラありました。
有線LANを使っている状態でパソコンからUSBをぬくとルーターがおかしくなる
当方、有線LAN、HDMI、給電目的で利用しています。
発熱を気にしていましたが、私の環境程度ではほのかにあったかくなる程度だったのでよかったです。
電源アダプタが大きいのは、特に気にしていません。もともとノートパソコンを給電できるぐらいだからノートパソコンのアダプタより大きいのは普通かなと。問題は有線LANを利用した場合ですが、もともと本製品では起動した状態で有線LANを接続しても認識されず、本製品を再起動して初めてMacがLANを認識しました。
そのあと普通につかえていましたが、MacからUSBを抜くとルーターがおかしくなります。
具体的にはスマホなど他の機器すべてネットが利用できなくなります。
利用できなくなった後、再びMacにUSBをさすとすべての機器でネットが復活します。不思議。ルーターは「AirMac Time Capsule」を利用していますが、問題がルーターなのか本製品なのかわからず、結局有線LANをあきらめようか検討中です。
amazon.co.jp
これまで使っている同様のUSBドッキングステーションであるSurfaceドッグでこのような問題は起きていないので、やはりこの製品自体(Anker PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション)の何らかの欠陥・問題なのかもしれませんね。
とりあえずの対処方法は見つけたので、そのやり方で今後は対処していきますが、この製品(Anker PowerExpand 13-in-1 USB-C Dock ドッキングステーション)は保証が18ヶ月はあるみたいなので、この件をメーカーに一度確認してみようかしらん。
てか、最近発売されたAnkerの上位モデルのUSBドッキングステーション(↑)がとても良さげですね。
めっちゃ良いと思うのだけど、34,980円はちと高いっす(*´ω`*)