前回にこのブログ(WordPress)のレンタルサーバをXSERVER(エックスサーバー)に引っ越した理由という記事を書きましたけど、今回はもう少し機能や仕様面でXSERVER(エックスサーバー)とhetemlの両者の違いを比較をしてみたいと思いますよ。両方のレンタルサーバを実際に使ったユーザの体験談として書きたいと思います。
そして、ブログやホームページを独自ドメインで始めたいという人・既に利用している人のレンタルサーバ選びの参考になれば良いかなと(^_^.)
XSERVERとhetemlの気になる違いをピックアップ
違いは多々あるとは思いますが、自分がレンタルサーバ選びで特に気になる点に絞ってピックアップして比較してみたのが下記の表です。
ちなみにhetemlはプランは1つだけですが、XSERVER(エックスサーバー)はプランが3つあるので、XSERVERの一番料金の安いプランのX10(自分も現在契約中のプランです)とhetemlを比較したいと思います。
XSERVER (x10プラン) |
heteml | |
---|---|---|
料金 | 初期費用/3, 000円 月額/1, 000円(12ヶ月契約) |
初期費用/3, 950円 月額/1, 500円(12ヶ月契約) |
ディスク容量 | 200GB | 256GB |
サポート | 電話サポート有り (平日10時~18時) メールサポート有り |
メールサポートのみ |
MySQL データベース数 |
50個 | 100個 |
マルチドメイン サブドメイン |
無制限 | 無制限 |
FTPアカウント | 無制限 | 50個 |
自動バックアップ機能 | 標準装備 | 別途オプション(月額700円) |
独自SSL | 1, 000円~/年 | 18, 000 円 / 年 |
転送量 | 70GB/日 | 60GB /1日 |
キャンペーン・特典 (2015/12/22現在) |
独自ドメイン1個無料で使える。 サーバ契約中はドメイン更新費も無料。 |
なし |
サーバの安定性 | ○ | △ (アクセス数が多いサイトだとサーバダウンがたまに起こる) |
料金
まずは気になる料金ですけども。
初期費用はXSERVERが初期費用3, 000円に対してhetemlが3, 950円という事で、XSERVERのほうが1, 950円ほど安いです。
またランニングコストとなる月額料金に関しても、XSERVERが月額1, 000円に対してhetemlが月額1, 500円と500円ほど安いです。
たかが月500円の差かもですが、年間の差は6000円にもなるので、結構馬鹿になりませんよ。
XSERVERに軍配。
ディスク容量
ディスク容量はXSERVERが200GBに対してhetemlが 256GB。というわけでhetemlのほうが56GB多いです。
まだ全体で24GBしか使っていないし、今の自分の使い方でいくとディスク容量が上限に達する事はほぼ皆無な感じですけどね。
hetemlに軍配。
サポート
XSERVERが電話サポート+メールサポートなのに対して、hetemlはメールサポートのみ。
サポートを重視する人にとって、この電話サポートの有無は大きいかもですね。
自分もXSERVERにサーバ移行してから、何か分からない事はその場でXSERVERのサポートに電話してすぐに訊いて解決できるのですごく助かりますね。
メールサポートだと、お問い合わせの文章書くのもちょっと面倒だし、返事が翌日とかだったりするので、あまり好きではないんです。
もし企業でレンタルサーバ使うなら、絶対電話サポートがあるほうが良いと思います。
XSERVERに軍配。
MySQLデータベース数
WordPressやMovableTypeなどのCMSや、独自プログラムを作成した時に利用するMySQLデータベース数。
XSERVERが50個に対して、hetemlが100個。
自分のように個人で使う分には50個もとても使い切れませんけども。
hetemlに軍配。
マルチドメイン・サブドメイン
マルチドメイン・サブドメインはXSERVERもhetemlもともに無制限です。
というわけで引き分け。
FTPアカウント
XSERVERが無制限に対して、hetemlは50個まで。
まぁ自分の場合はFTPアカウントは1個だけで十分なので、正直どうでも機能ではあるんですけども。
数の違いはあれ、どちらもマルチFTP(複数のFTPアカウント作成)に対応しているということですね。
ただ仕事で使う場合は、例えば企業間のデータのやりとりで相手の会社毎に専用FTPを作成して特定のディレクトリーにファイルをアップロード&ダウンロードで使う事があるので、その場合は、XSERVER・hetemlのようにマルチFTPに対応しているかは要チェックポイントですね。
XSERVERに軍配。
自動バックアップ機能
バックアップ機能はXSERVERにもhetemlにもありますが、XSERVERがプラン料金に含まれる標準機能なのに対して、hetemlは別途オプションなので追加料金(月額700円)が必要なのはかなり痛いですね。
自分がXSERVERにレンタルサーバ移行した1番の理由はXSERVERのサーバの安定性(サーバ障害・サーバダウンが発生しない点)でしたが、2番目の理由としてはこの自動バックアップ機能が標準装備だった点です。
hetemlの時は、別途料金の自動バックアップサービスを払うのが嫌だったので、このブログのデータを手動で時々バックアップしてました。
ただ、いかんせんデータ量が多くてバックアップにそれなりに時間はかかるし、毎日バックアップしていたわけではないので「もし今日データが飛んだらこの数日分の記事がパァになるかも・・」なんて事が脳裏によぎったりで、ちょっと不安な日々を送ってました。
でも今はXSERVERを使っているので、もし万が一のこのブログのデータが消失しても、毎日自動実行されるバックアップからデータ復旧できるという安心感があって、そういった不安から解消されましたね。
毎日自動バックアップされるというのは心強いです。
XSERVERに軍配。
独自SSL
独自SSL(https://~)は、セキュリティアップに使うアレですね。
最近はSSLがGoogleのSEOにも関係する指標になったとかみたいなお話もあったりとか。
そう考えると、今独自SSLを利用する予定がなくても、オプションサービスの独自SSLの料金は気にしておいたほうが良いですね。
で、その独自SSLですがXSERVERもhetemlもともに対応していますが、料金的にはXSERVERは最安で1000円~/年、hetemlは18, 000円/年です。
というわけで、独自SSLはXSERVERのほうが料金が俄然安いです。
独自SSLを安く利用したいなら、XSERVERのほうが絶対良い感じですね。
XSERVERに軍配。
転送量
ブログやサイトのアクセス数が多くなってくると気にしたいのが転送量。スマホの通信量の上限みたいなもんですね。
ちなみにレンタルサーバの定める転送量を超えてしまうと、ページにアクセスがあってもページエラーになります。
そんなアクセス負荷の上限ともいえる転送量ですが、XSERVERが 70GB/日に対してhetemlは60GB /1日ということで、XSERVERのほうが転送量は上限値は上です。
アクセス数の多い人気ブログや人気サイトを目指していくなら、転送量が多いに越した事はありませんね。
XSERVERに軍配。
キャンペーン・特典
レンタルサーバによっては申し込むとその時々で何らかのキャンペーン・特典があったりするんですけども。
今(2015/12/22現時点)だと、XSERVERの場合、『独自ドメイン1個無料で使える&サーバ契約中はドメイン更新費も無料』というキャンペーンがありますね。
自分が申し込んだ1ヶ月前でもこのキャンペーンをやっていたので、独自ドメイン(年間1200円前後)を無料で取得できたし、XSERVERを使っている間はドメイン更新費用も無料になるので、非常に嬉しいキャンペーンですね。
hetemlは今は特にキャンペーンはやっていないみたいです。
XSERVERに軍配。
サーバーの安定性
前回の記事にも書きましたが、実際に使ってみて分かった事としては前評判通り、XSERVERはサーバダウン・サーバ障害が少ないです。
1ヶ月ちょい使ってますが、まだサーバ障害に遭遇した事はありませんね(ちなみにこのブログは現時点で1日4000PV、月間120, 000PV前後なので、個人ブログとしてはそれなりに多いほうです)
hetemlの時は5万PV前後ぐらいから1ヶ月に1回は必ずサーバ障害でこのブログがエラー表示になっていたので(涙)、今はそういうこともなく、とても快適に使えてます。その辺の詳細は前回記事に書いているので気になる人はそっちを参照下さいな。
XSERVERに軍配。
コントロールパネルの操作性・WEBマニュアル
コントロールパネル(管理者画面)はXSERVERもhetemlも使いやすいですが、hetemlのほうがより分かりやすくて操作しやすい印象ですね。
さすがはレンタルサーバ初心者に人気のロリポップの運営元がやっているレンタルサーバだけあるなって思います。
XSERVERも普通に使いやすいですが、hetemlのほうがコントロールパネルが使いやすいし、WEBマニュアルが充実しているように思います。
hetemlを5年弱使っていたので、慣れという部分もちょっとはあるかもしれませんけども。
それでもhetemlに軍配。
ただhetemlのコントロールパネルで毎回イラっとくるのが、ログインする度に『バックアップオプション申し込みませんか?』みたいなポップアップが表示される点です。XSERVERが1000円でバックアップが標準装備なのに、hetemlがそれより高い1500円でバックアップが別途オプション(700円)ってどういうこと?的な。
別途オプションではなくて、標準装備にしてほしかったなぁ。。
ついでにもう一つ苦言を入れるなら、サイト最上部に表示されるレンタルサーバとは無関係のヘッダーの存在ですね。
レンタルサーバ使っている人に「CM放送中FX取引高 世界第1位 GMOクリック証券」なんてのは本当にどうでも良いので、同じGMOグループというだけで入れて欲しくなかったですね。
一応、長年(5年以上)hetemlを使ったユーザとして愛ある駄目出しということで。。
yossy的まとめ
本当は両レンタルサーバーの違いは他にもあるとは思いますけど、自分的に気になるのは上記で取り上げた項目です。
で、上記の料金・機能・仕様面を総合的に比較した上で自分の現時点の結論としては、やはりXSERVER(エックスサーバー)のほうが魅力的だなと。
だからまぁhetemlからXSERVERにレンタルサーバを引っ越したわけですけども。
XSERVERを気にいっている点を簡潔に言うなら、『(1)サーバーが安定していてサーバ障害が少なく、(2)かつ自動バックアップが標準装備で、(3)電話サポートがあり、(4)料金がリーズナブル、ということですね。
今後もこのブログを継続的に続けていくうえで、サーバの安定運用、そして不測の事態への迅速な対応力(バックアップ&電話サポート)は、いちレンタルサーバ利用者としては重要なポイントですが、XSERVERはその全てのニーズに対応しているなって思うわけです。
というわけで、XSERVER(エックスサーバー)はブロガーさんやWEBサイト運営さんにかなりおすすめのレンタルサーバですね(^_^.)