昨日はコミックレンタルで読んだ『かくかくしかじか』の漫画レビューを書きましたが、自分の読む漫画の新規開拓しようかなと思って、いくつかの自分にとって新しい漫画(キングダム&進撃の巨人&闇金ウシジマくん)の1巻だけを一緒にレンタルして読んだので、今回はその3作品の漫画の感想を簡単にだけ書いておこうかなと思います。
ちなみに今回読んだ漫画は自分的には外れなしの3作品だったので、時間ある時に2巻以降をまたレンタルして、読み進めていきたいと思います(^_^.)
キングダム/原 泰久(著)
キングダムは前から友だちに「キングダムがめちゃくちゃ面白い」という話は聞いていたんですが、いかんせん巻数が多いので(現在も連載中で39巻まである)、ちょっとなかなか踏み込めなかった漫画でもあります。
そうこうするうちにアメトーークでもキングダム芸人として取り上げられて、コミックレンタルコーナーの品切れ状態になり、長らくレンタルすることができずにいた次第です(汗)
さてさて、そんなキングダムです。
中国の春秋戦国時代を舞台としていて、主人公で戦争孤児で生まれた少年・信(しん)が、後の始皇帝となる秦王・政(せい)とともに成長・活躍していくストーリーです。
歴史の史実を踏まえつつも創作も加えての、ノンフィクションでありフィクションという、ちょっとおもしろい設定ですね。
まだ1巻しか読んでいないけど、みんながハマる理由が分かりました。キングダムは確かに中毒性があります。
既にもう2巻以降が早く読みたくてしょうがないし。
中国の激乱の戦国時代の話だけあって、今後どう展開していくんだろうと期待が高まるばかりです。
あと、主人公やその周りの登場人物(悪役含む)が、それぞれに個性があってとても魅力的で良いすね。
個人的にはなんとなく”井上雄彦さんのバガボンド”を少し連想しました。
時間をとれた時に一気にまとめ読みしたくなる作品です。
進撃の巨人/諫山 創 (著)
こちらも今さらながらというか、周回遅れてスイマセンって感じなんですが、『進撃の巨人』です。
そういえば最近、映画の実写化もされてましたな。それだけの大人気ヒット漫画ということでしょうけども。
進撃の巨人の絵のテイストはさほど好みではないんですが、話の設定がすごく独自性があってストーリーにひきこまれます。
生態系的に人間よりも上に”巨人”が、圧倒的な強さで人間を捕食・駆逐してしまい、人間の居住区域がどんどん狭くなっていく中で、主人公の青年エレン達が巨人に立ち向かっていく、ファンタジーバトル漫画です。
しいていえば世界観的には、奥浩哉さんのGANTZ(ガンツ)とかと共通している部分もあるかなぁと。
今後、エレン達がどう巨人達と戦って、どういう風に話が展開していくかは楽しみですね。
ただし、ちょいグロの描写が出て着るので、怖いのや残酷なのが嫌いな人は読まないほうが良いかもです(>_<)
闇金ウシジマくん/真鍋 昌平 (著)
タイトルからして、ヤバそうな香りがプンプンする作品『闇金ウシジマくん』。
予想的中、内容は相当ヤバカったです。ちょっと衝撃的というか。。
人が何らかの借金する時は、普通の人は銀行で融資を受けます。
で、銀行がダメな場合は、クレジットやサラ金で借ります。
で、サラ金でもお金を借りられない時に、わらをもすがる気持ちでお金を借りるとことが、違法金融業者の”闇金”です。
闇金ウシジマくんは、10日5割の超暴利闇金融『カウカウファイナンス』のウシジマ社長の仕事の日常、カウカウファイナンスにお金を借りにくる客やその関係者との様々な人間模様や社会の闇を描いたストーリーです。
自分の全く知らない世界でしたが、闇金の実態って本当にこういうものなのかと思うと、背筋が凍るし、なんだかいたたまれない気持ちにさせられました。
カウカウファイナンスにお金を借りた客は、例外なく人生の転落の一途を辿っていくわけですから。。
たしかに闇金に借金を借りざるを得ない状況を作った客自身に間違いなく責任はありますが、ありますけども、ちょっと同情せざるをえないというか。。
冷徹なウシジマ社長は、金をまきあげるためなら手段は選ばない人なので、えげつない方法で、どんどん客からお金を、人生の希望を奪っていきます。
フィクションですけども、これは闇金の実態なのかなと思うと、ノンフィクションともいえるわけで、やっぱり気が重くなりますね。
ストーリーは章ごとに読み切りになっているので、その点では読みやすいですが、後味の悪さは半端ないです(笑)。
ただ、面白いのは間違いないですよ。
バッドエンド、暗い話、重い話が好きな人にはかなりおすすめの漫画かも・・(苦笑)