少し前に、本屋で見かけたギター・マガジン(2018年10月号)を立ち読みしたら、その号の特集が「プロ・ギタリストが選ぶ!我が心の新3大ギタリスト」というテーマで内容がめちゃくちゃ面白かったので思わず購入してしまいました。
その特集では「あなたが思う、我が心の新3大ギタリストは誰ですか?」という質問に対して、プロギタリスト60人が独自の視点でそれぞれ3人のギタリストを挙げていて、その3人を挙げた理由を回答するという非常に興味深いものでした。
で、この特集を読み終えて、自分(ヨッシー)はプロギタリストではないですが、趣味でギターをたまに弾いている超へっぽこ系ギタリストではあるので、「そういえば自分にとっての”我が心の新3大ギタリスト”って誰なのかな」とちょっと真面目に考えてみました。で、考えたところ、すぐに3人のギタリストがぱっと思い浮かんだので、今回はそれを紹介しようかなと思います。
というわけで、今回は「私ヨッシーが選ぶ!我が心の新3大ギタリスト」です(笑)
「ダレトクー。興味ねぇわー。」そんなツッコミがいっぱい飛んできそうですが、それは自分でも十二分に自覚しておりますのでお許し下さいませませ。まぁ興味のある人だけ以下読み進めて頂ければと(^^)/
ヨッシーが選ぶ!我が心の新3大ギタリスト
ちなみに自分が我が心の新3大ギタリストを今回選んだ基準は「自分自身のギタープレイにとても影響を与えてくれたギタリスト」です。自分の今のギタープレイ・演奏スタイル・作曲などに強い影響力を与えたギタリストという視点です。はい。
(1)B’zの松本孝弘(TAK)
まず1人目は日本の代表的ロックバンドの1つ、B’zのギタリスト、松本孝弘(以下TAK)です。
TAKのギタリストとしての凄い点については、既に別記事(B’z 松本孝弘のギタープレイ考察論)を書いているので、そちらを参考にして頂ければと。
てか20代の頃はB’zのアルバムのバンドスコアを購入して個人的にギターのコピー練習を本当によくやっていました(演奏が難しくてコピーできない曲も多々ありましたが)。
そんな関係で、TAKのギタープレイスタイルの影響は自分のギタースタイルへの影響度がかなり高いです。
その影響はギターのバッキング、カッティング、オブリガード、フレーズパターン、チョーキングの具合など、ほぼ全ての面においてです。
実際、自分が20代の頃の趣味バンドで自主制作のオリジナル曲のアルバムを作って、それを聴かせたギター弾きの知人には「ギター、B’zの松本の弾きそうなフレーズだね」なんて言われちゃったりもして。
確かにその当時にロック系の曲をディストーションサウンドで弾くときは、TAKっぽいフレーズになってしまう傾向は今よりもっと顕著だったかもしれません。今思えば。
ただ残念なことに自分は超絶忘れっぽいので、あれだけB’zの曲の頑張ってコピーしてたのに、今B’zの曲でギターパートを完コピでスコアを見ずに弾ける曲レパートリーはゼロになってしまいました。
「ゼロがいい、ゼロになろう、もういっかい」(ZEROの歌詞)と思ったわけでは決してないんですけどね。
自分の記憶力の無さが嘆かわしいかぎりでございやす。とほほ((+_+))
でも、TAKのギタースタイルは自分の中でちゃんと消化・吸収して今の自分のギタースタイルに活かせてるので、まぁ結果オーライかなと思う今日このごろです(^^)/
(2)OASISのノエル・ギャラガー
2人目はUKの90年代の最強ロックバンドOASISのギタリスト「ノエル・ギャラガー(以下ノエル)」です。
自分が本格的にエレキギターを始めた大学の軽音楽部サークルで最初に組んだバンドがOASISのコピーバンドで、そこからOASISのいろんな曲をコピーをするようになりました。多分、大学時代に一番コピーしてたのがOASISだったと思います。
そんなわけで、OASISのリードギタリストのノエルのギタースタイルも自分への影響が非常に強いです。
ぶっちゃけ、ノエルのギター演奏テクニックは正直全然凄くなくて。
上述のTAKの演奏テクニックと比べたら雲泥の差で、めちゃくちゃ簡単にコピーできちゃいます。ギター初心者でも頑張ればコピーできちゃうぐらい。
でも、ノエルのそんなシンプルで簡単なギターフレーズやギターリフは、曲中でとても効果的に使われていて、すごく耳に残る印象的なギターフレーズだったり、聴いていて心地よいキャッチーさがあるわけです。
上記動画の曲「Don’t Look Back In Anger 」のギターソロなんて、フレーズ自体は全然簡単ですけど、めちゃくちゃカッコいいんですよね。歌の休符とかに入ってくるギターのオブリガードのフレーズも然りで。センスが凄いなと。
あと、繰り返しの美学というか、ノエルは同じフレーズを曲中で何小節に渡って弾き続けるということをよくやります。そこまでやるかっていうぐらいにフレーズをループさせる的な(笑)
でも、それがくどく感じなくて、また曲を盛り立てるいい味付け・スパイスになっていて。中毒性があったりするわけで。
あと、ノエルはギターのコードストロークでのオープンコードの使い方だったり、コード進行のつなぎ方は非常に参考になりますね。
上記曲(Wonderwall)とかWhateverとかいろんな曲で使われてますが、ギターのリズムギターのパートでコードストロークする際に、ギターの1・2弦は3フレットで固定させて、3~6弦の押さえるフレットを変えながら、コード進行させるという手法をたまに曲中で使います。
具体的には曲のキーがGとすると、オープンコードのEm7、G、Am7、Cadd9、Dsus4あたりを使って曲中のコード進行として使うんですが、このコードストロークの響きやコード進行がとても綺麗に響いて聴いていてとても気持ちいいので(コードボイシングの関係など)、自分で作る曲とかでもたまに使ったりする手法ですね。
まとめると、ノエルはシンプルで簡単なギター演奏で最高にキャッチーでご機嫌なロックンロールを紡ぐことの出来るUKロックギタリストだなと。ギターのテクニックは基本的なものばかりだけど、そのセンスの良さが凄まじいっす。
というか、リアムとの兄弟喧嘩はいい加減やめてOASIS再結成してほしいですね。OASIS好きとしては本当に(笑)
(3)宇田大志(ジャズギタリスト・ジャズギター講師)
最後に3人目はジャズギタリストの宇田大志さん(岐阜県各務原市出身)です。
宇田さんはご自身のCDをリリースされているというわけではないですが、YouTubeでジャズギターというニッチな分野で登録者数約4.4万人という人気のYouTubeチャンネルをご自身で運営されていて、そこではジャズギターが上達するために非常に有益で分かりやすいレッスン動画を多数アップされています。なのでYouTubeを通じて宇田さんを知っているという人が多いんじゃないかと思います。
自分的には今年からジャズギターを独学でやり始めた年だったんですが、実はこの宇田さんのYouTube動画と宇田さんが書かれたジャズ教則本「3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法」で独学練習をずっと進めている感じです。
そんなわけなので、ジャズギターに関しては宇田さんの影響を受けまくっていると思います(笑)
なんといっても、宇田さんの動画と教則本の解説が本当に素晴らしく分かりやすくて。
ジャズギターを習得するために効率的な練習方法や考え方・取り組み方、音楽理論の話がとても分かりやすく解説されていて、他の教則本では腑に落ちないこと分からないことが、宇田さんの動画と教則本を見れば、「なるほど、そういうことだったのか~!」と、いろいろと腑に落ちるるし、解決できることが多々ありました。
というか多分、宇田さんのYouTubeチャンネルと教則本に出会わなければ、ジャズギターもとっくに挫折していただろうなと思うので。
おかげさまで、今はへっぽこながら↑これぐらいは手癖でジャズっぽいアドリブフレーズを弾けるようになりました。
今年はまだ終わってませんけど、今年は間違いなく自分のギターレベルが1つ上げれたなと実感できる年になりました。
ちなみに最近は、宇田さんの教則本のモードスケールのページを独学中で、iPhoneでiReal Proでコードの伴奏をループ再生しながら、モードスケールの練習をしている感じですね。ちなみに教則本はちょうど半分ぐらいまで読み進めたところなので、読破するのは来年中になりそうです。
そんな感じで、ジャズギターの楽しさを知れたのは自分にとっては宇田さんがきっかけだったので、勝手に非常に感謝している存在ですね。お会いしたことは当然ないですけど、自分の中では宇田大先生って感じですね(笑)
ひきこもり系ギタリストを自称している自分ですが、もう少しジャズギターが上手く弾けるようになったら、地元のジャズのライブハウスでジャズスタンダード曲のセッションに参加してみたいなと思ってみたりする今日この頃です。自分のささやかな夢。
というわけで、ジャズギターに興味のある人、ロック系ギタリストだけどアドリブをもっと弾けるようなりたい人、音楽理論を知りたいという人は、宇田さんのYouTubeチャンネルを登録して動画を観ることをマジでオススメしときます(^^)/
ヨッシー的まとめ
というわけで、私ヨッシーにとっての我が心の新3大ギタリストは、(1)B’zの松本孝弘(TAK)、(2)OASISのノエル・ギャラガー、(3)宇田大志(ジャズギタリスト・ジャズギター講師)という結果になりました~。
ちなみに、巷でよく言うところの3大ギタリストはジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックで、新3大ギタリストはジョンメイヤー、デレク・トラックス、ジョン・フルシアンテだそうです。
じゃあギタリストのそこの貴方!
あなたの新3大ギタリストは誰ですか?
これ自分のギタールーツを探る上で結構面白いテーマだと思うので、お暇なときに一度考えてみてはいかがでしょうか(^^)/