今日は母が人工股関節置換術という手術を病院で行うので朝から夕方まで病院に付き添いでいました。で、結論から言うと、とりあえず手術自体はうまくいったみたいで今は一安心しているところです。というわけで、今回は人工股関節の手術のあれこれを素人目線で浅く書いてみたいと思います。
事前に母にブログネタOKの返事をもらっていたので記事にすることにしました。
てか素人勘違いもあるかもなので、加筆修正を後日するかもです(^^)/
母が人工股関節の手術を受けることにした理由
実をいうと、母はここ最近は左足の股関節が悪くてびっこをひいて歩いていたり、足を痛がっていたわけです。
本人が一番気にしていたと思うけど、自分含めて家族や知人も「本当にその歩き方大丈夫?」というレベルの歩き方でした。
亡くなった祖母も足が悪くて人工股関節置換術という手術をして人口股関節にしていた経緯もあったので、母もいつかは人口関節にする事になるのかな、という考えはあったみたいで。
で、だましだましで過ごしてきたけど、数か月前に足・股関節の激痛で一時的に歩けなくなった時に「いよいよか」ということで決断したみたいです。
そうなると、人口関節の手術をしてくれる病院&お医者さん選びはとても重要ポイントです。
人工股関節の手術で評判の良い地元エリアの病院&医師を実際に人口股関節手術をした知り合いに紹介してもらい、その病院で人工股関節置の手術をすることになりました。やはり検査結果でも左股関節は悪かったみたい。
股関節の仕組み
股関節の仕組みについて専門サイトより引用紹介しますね。
出典:www.kansetsu-itai.com
変形性股関節症
上記の股関節を滑らかに動かすために骨(大腿骨)と骨(骨盤)の間の隙間を埋める「関節軟骨」がクッション的な役割を持っています。
この関節軟骨のおかげで足(大腿骨)を自由に動かすことができるし、痛みを生じないというわけです。
で、母の股関節が痛い症状はどうやら変形性股関節症という病気らしくて。
てか祖母(母の母)もこの病気だったし、どうやら遺伝性・先天性があるそうです。
そして特に女性に多いらしい。
変形性股関節症についての概要は以下引用紹介します。
出典:www.dr-ishibe.net
手術前の診察の立ち合いで担当医の先生にレントゲンの説明を受けましたが、母の正常な右足は大腿骨と骨盤の間にしっかり隙間があいていて(関節軟骨が存在)、とてもくっきりした写真でした。
逆に問題のある左足は大腿骨と骨盤の間の隙間がほとんどなくて(=関節軟骨がすり減っている)、素人目にもあきらかにガシャガシャしている写真でした。
これだと足を動かすときにクッション(関節軟骨)がないので、それによって足の可動範囲が制限されたり、痛みを生じさせると。
人工股関節置換術のメリット
ちなみに人工股関節の手術の正式名称は「人工股関節置換術」らしいです。
人工股関節置換術の概要、そのメリットについても間違いのないように専門サイトより引用紹介します。
全人工股関節置換術
変形性股関節症や関節リウマチ、大腿骨頭壊死、骨折などにより変形した関節を、金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工股関節に入れ替えることで痛みがなくなり、短縮した下肢を1-2cm程度長くすることが可能で、歩行能力が改善されます。患者さんの年齢や骨の形状、質によって、骨セメントを用いる場合とセメントを使用せずに直接骨に固定する場合とがあります。
手術時間は通常2~3時間程度です。手術は感染を予防するため、クリーンルームを使用して行います。
「股関節・足の痛みを減らして、歩行を楽にする。」
これが人工股関節置換術の大きなメリットです。
母もいろいろと出歩く機会が多い人なので、確かに人工股関節置換術で人口股関節にすることで、股関節・足の痛みがなくなって、元気に歩けるようになるならそのほうが良いのは間違いないなと。
手術前に準備したアイテム
人工股関節置換術をすると10日間ほど入院してリハビリをすることになるとのこと。
病院経由、母からの依頼で下記のアイテムをAmazonで事前にポチリ購入しました。
手術後は脱臼しないように、股関節に負担をかけるような座り方は出来ないみたいなので、下に落ちているものをひろうためにロングハンドを購入。
入院中のリハビリ中も退院後の自宅生活でも重宝するアイテムらしい。
あとリハビリ用に底の薄い靴。
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あと、寝るときは床よりもベッドのほうが良いとのことで、自宅にベッドがないので、ニトリでソファーベッドを今に購入して設置しました。
リビングに普段はソファー、寝るときはベッド、という一石二鳥アイテムでございます。
手術開始
手術当日。午前10時に病室を訪れると母はいつも通り元気そう。
手術開始時刻はちょうどお昼12時。看護師さんたちにローラー付きベッドで運ばれながら、手術室の手前までお見送り。
正直、こういう時はどういうふうに声をかければいいか分からない。
命に関わる手術ではないけど、やはり全身麻酔での手術なのでやはり心配。
というか、手術の注意事項や事後リスクの説明を受けたり文面を読むと、確率が低いとはいえ恐ろしいことが山ほど書いてあるので不安が増幅される。
とはいえ、自分にできるのは手術が無事成功するのを祈るぐらい。
というわけで病室の椅子でただただ待つことに。
遅れて外せない仕事を終えた妹2号も到着。病院でしばし二人で待つことに。
手術終了
15時半ぐらいに、看護師の方が手術完了の旨と担当医の先生のところに案内してもらい、先生から手術が無事終わったこと、術後の話について説明を受けました。こちらの質問にも丁寧に回答頂いて、親切丁寧な先生に手術を担当して頂けたのがありがたい。
母の意識も朦朧ながらも回復しているとの事で、少しだけ顔を見に行くことに。
確かにやや意識朦朧としながらも目も開けていて一言二言会話をしました。だけど、やはりちょっと辛そう。
とりあえず長居しても母が大変なので、予定通り自分も妹も帰ることに。
ちなみに手術当日の今日は母は病室ではなく、このナースステーション近くの特別ルーム(部屋の名前忘れた・・)にいて看護師さんが看てくれます。
先生の話だと、貧血とか問題なければ明日からもうリハビリルームで歩行の練習らしい。
大変だけど、リハビリ頑張って元気になるのだよ、母上。
というわけで、自分もしばらくはちょくちょく病院通いが続きそうな予感。。
術後(1日目)
仕事の休みをとって朝いちから妹1号が病院に看病に行ってくれた。
が、「母の呂律がなんかおかしいかも。」との恐怖のLINE連絡が。。
「もしや手術や全身麻酔の後遺症?!」。内心かなり焦る。
が、お昼の再連絡では特に問題なく会話もできるし元気そうとのこと。
前日の全身麻酔の影響なのか寝ぼけていただけだったのか知らないけど、とりあえず一安心。
母は順調に術後初日からリハビリセンターで歩く練習をしたらしい。
夕方頃に病室に立ち寄ったら、普通に会話もできるし両手動かせるし、持参した携帯での電話・メール、iPadでのLINEなんかも出来るみたい。
てか、病室は相部屋ではなく個室なので、本人的にも家族的にも周囲に余計な気遣いしないでいられるのは助かります。
とりあえず術後の経過が順調そうで一安心した1日目でした。
退院後の日談(手術から約10カ月。2017/5/10追記)
術後については1日目だけ書いたきりで、その後日談を書いていなかったので少しだけ追記しておきたいと思います。
母は結局、手術してから3週間ほど入院&リハビリしてから退院しました。
そして手術してから10カ月ほど経過した今では、おかげさまで母はすっかり元気になりました。
手術前は明らかに足をひきづったようなおかしな歩き方で辛そうでしたが、今では普通の歩き方になり、普通に日常生活を送っています。
あまりに普通に生活しているので、人口股関節の手術を受けた事を自分なんかは忘れてしまいそうになります。
結果的には母は人口股関節の手術を決断して受けたのは正解だったんだろうなと、今になっては思います。
もちろん、お医者さんに人工股関節で特に気を付けるように言われている事【(1)内股にならないことと、(2)あまりに重たいものは持たないこと】に関しては、十分気を付けて生活しているようですが。なので重たい荷物の持ち運ぶは自分がやるようにしています。
とりあえずそんな感じです。ご報告までに。