今回はドコモが最近イチオシしているサービス『ドコモ光』について書こうと思いますよ。
自宅のインターネット回線がフレッツ光で、携帯にドコモ使っている人の参考になればと(^_^.)
ドコモ光とは?
まずそもそも最近、よく耳にするドコモ光とはまず何ぞや?って話ですけども。
てか自分の中でもまだバシっと決まるという説明はできないんですけど、現時点で自己解釈で説明すると下記のような感じかと。
ドコモ光はドコモが窓口となって(自宅の)インターネット回線とプロバイダーをセットで提供するサービスです。
ちなみにインターネット回線はNTT東西のフレッツ光は固定で、インターネットプロバイダーは各種プロバイダーから自分の好きなプロバイダーを選択する事が可能です。
今までは新規で自宅でインターネットを使いたいときには、インターネット回線はNTT東西のフレッツ光と契約して、プロバイダーはプロバイダーと契約して、みたいにユーザ自身がそれぞれと直接やらないといけなかったわけです。
それがドコモがNTT東西とプロバイダーと旅行代理店的(?)に提携したことによって、ドコモ自身がNTT東西の提供するフレッツ光と各種プロバイダーをセットにしたドコモ光というサービスを独自提供できるようになり(料金も独自設定です)、ユーザは以前のようにインターネット回線とプロバイダーを別々に契約手続きしなくても、ドコモでドコモ光を契約すれば自宅のインターネットを利用する事ができるというわけです。
で、ドコモ光の料金はドコモが独自設定したインターネット回線料(フレッツ光)+プロバイダー料が込みの月額料金で既に決まっているので、ドコモ光の場合、毎月の自宅のインターネット料金はドコモからまとめて請求されるようになります。
(※基本回線使用料以外のオプションサービスはNTT東西とプロバイダーから別請求になりますが、それもドコモの”おまとめ請求(無料)”を使えば、それらのオプション料金も全てドコモからの一括請求になります)。
ドコモ光の月額料金
ちなみに、気になるドコモ光の料金は現時点(2016/3/25)では下記の通りですね。
ひかり電話やひかりTVを除いたインターネット回線(フレッツ光)+プロバイダー基本使用料の基本月額料金(税別)です。
プラン | 月額料金 |
---|---|
戸建 タイプA | 5, 200円 |
戸建 タイプB | 5, 400円 |
マンション タイプA | 4, 000円 |
マンション タイプB | 4, 200円 |
ちなみに上記のタイプAとタイプBの違いはインターネットプロバイダによる違いです。
戸建でもマンションでもタイプAのほうが200円程安いので、もし新規でドコモ光に入るならタイプAのプロバイダーを選択するほうが料金が安くてお得ですな。
そんなタイプAとタイプBのプロバイダーも下記に一覧で挙げておきますね。
ドコモnet、plala、so-net、BIGLOBE、DTI、excite、エディオンネット、SYNAPSE、楽天ブロードバンド、01光コアラ、ANDLINE、Qit、ネスク、hi-ha、GMOとくとくBB、ic-net、Tiger-net.com(タイプB)
AsahiNet、@nifty、@TCOM、TNC、OCN、WAKWAK、ちゃんぷるネット
ちなみにタイプAに当てはまらない場合は、単独タイプ(戸建5, 000円/マンション3, 800円)がありますけど、単独タイプだと別途プロバイダー契約が必要になるので、料金的にお得ではないです。
あとドコモ光を契約するにあたって初期費用はドコモへの契約事務手数料3000円(税別)と、工事費用が必要になったりならなかったりします。
ドコモ光で初めてフレッツ光を新規で使う場合には、宅内工事とかあるので工事費用がかかるでしょうけど(多分)、自分のような既存フレッツ光ユーザ(戸建)がドコモ光に切り替える場合は屋内工事が発生しないので工事費用はかかりません。既存フレッツユーザでもマンションタイプだと場合によっては工事費用が発生する場合も中にはあるみたいです。工事費用に関しては途中で無料見積もりしてもらえるので、それをチェックしてから、ドコモ光をやる・やらないを決めてもOKかなと。ちなみに屋内工事の基本工事量は戸建で18, 000円、マンションで15, 000円です。
「ドコモ光 vs フレッツ光+OCN」の料金シュミレーション比較
で、最終的に一番気になるのは、ドコモ光にした場合に今よりも月々の料金が安くなるかという点なわけです。
ちなみに自分の場合、携帯はドコモiPhone、自宅のネット回線はフレッツ光+プロバイダーはOCNなので、ドコモ光を検討するにはもってこいのユーザって感じですな(笑)
というわけで、料金シュミレーションしてみたいと思いますよ。
ちなみに現在、フレッツ光(NTT西日本)とOCNで使っているオプションサービスの料金はドコモ光にしても料金は変わらないので、基本料金の部分に絞っての比較にします。
ドコモ光の料金
まず、ドコモ光の料金について。
自宅は戸建住宅という点、あとプロバイダーはOCNを使っているので、もしドコモ光に切り替えて利用する場合は、上記の料金表でいうところの『戸建 タイプB/月額5, 400円』ですね。この料金にフレッツ光のOCNプロバイダーの基本料金がセットになっているわけですね。
フレッツ光+OCN(現在の自宅ネット環境)
では次に、現在自宅で使っているフレッツ光+OCNの料金について。
こっちはそれぞれの料金明細を引っ張りだしてきて、基本料金になる部分をピックアップして足し算して合計を出します。
下記のNTT西日本のWEB明細から直近の料金明細を参照すると、月々のフレッツ光の基本料金は「フレッツ光ネクストF隼利用料5, 400円」と「光もっともっと割-1, 590円」を足した部分ですね。となると月々のフレッツ光の基本使用料は3, 810円ですね。
ちなみに、このフレッツ光ネクストF隼利用料はプランや住宅タイプ(戸建/マンション)によっても違いますし、光もっともっと割は、フレッツ光の継続年数などによっても割引金額が違うので一律ではなく、それぞれ個々のケースで違いますのであしからず。
あとはプロバイダーのOCNの基本料金をチェックします。
同様にOCNのWEB明細より参照してみると、OCNの基本料金は「光withフレッツ基本料1, 200円」+「2年割-100円」を足した金額ですね。
となると、OCNの基本料金は1, 100円です。
上記で算出したフレッツ光の基本料金とOCNの基本料金を足し合わせてみます。
(現在の自宅インターネットの基本料金)
フレッツ光の基本使用料(3, 810円)+OCNの基本料金は1, 100円=4, 910円。
対して、ドコモ光は戸建 タイプA/月額5, 400円。
あらま、なんと!
自分の場合、自宅のインターネットはドコモ光に切り替えるよりも、現状のままフレッツ光とOCNを別々に使っていたほうが490円程、安く利用できるという結果になりました。
あくまで自分の場合はという話なので、他の人ならドコモ光のほうが料金が安いケースもあるのであしからず。
契約しているフレッツ光のプランや利用年数に応じた割引金額、加入プロバイダーによって料金は異なるので。
ドコモ光でネット料金が安くなるかはケースバイケース!
実は言うと、上記の料金シュミレーションはNTT西日本とOCNの料金明細を印刷してドコモショップに持っていて店員さんに見てもらって、ドコモ光と現在の利用状況でどちらが安くなるかを計算してもらったものです。
自分のケースが占めすようにに、ドコモ光にしたからと言って必ず自宅のネット料金が安くなるというような話ではありませんのでご注意を。
それぞれの利用状況に左右されるので、つまりはケースバイケースって感じですね。
重要なのは必ず事前に料金シュミレーションをして、ドコモ光にしたら料金が安くなるか高くなるかをチェックしておくことですね。
そのためには、自分みたいにNTT西日本とプロバイダーの料金明細をドコモショップに持参して、ドコモの店員さんに相談&説明を受けるのが良いかもですね。
ドコモ光のセット割で月々のドコモ携帯料金が安くなる
上記の通り、自分の場合はネット料金はドコモ光を使っても現在よりも安く使えないことが判明しました(涙)
でもまだ、挽回の可能性は残されているわけでして。
というのも、ドコモ光の特典として、ドコモユーザは加入している携帯料金プランによって『セット割』が適用されて携帯料金が毎月安く使えるようになるからです。たから、セット割による携帯の割引金額が大きければ、携帯料金+自宅ネット料金の総計でドコモ光のほうがトータル安くなる可能性も残されているわけです。
具体的には、ドコモで対象となるパケットパック(通信プラン)を使っている場合に、毎月のセット割が適用されます。
ドコモのスマホ・タブレットユーザは多分どれかの対象プランを使っている場合がほとんどだと思います。
そんなセット割の対象パケットパック(通信プラン)とセット割の割引金額は以下の通りです。
パケットパック (通信プラン) |
セット割 | 月々の料金 (Before/After) |
---|---|---|
シェアパック30 | -3, 000円 | 22, 500円→19, 500円 |
シェアパック20 | -2, 400円 | 16, 000円→13, 600円 |
シェアパック15 | -1, 800円 | 12, 500円→10, 700円 |
シェアパック10 | -1, 200円 | 9, 500円→8, 300円 |
シェアパック5 | -800円 | 6, 500円→5, 700円 |
データLパック | -1, 000円 | 6, 700円→5, 700円 |
データMパック | -800円 | 5, 000円→4, 200円 |
データSパック* | -500円 | 3, 500円→3, 000円 |
らくらくパック* | -500円 | 2, 000円→1, 500円 |
*は割引期間は1年限定。
こう見ると、シェアパック(5・10・15・20・30)とデータ(M・L)パックは永久的に毎月割引が適用されるので良い感じですな♪
逆にデータSパックとらくらくパックはドコモ光加入後、1年間という期間限定の割引なので、長い目で見るとあまり意味がない感じ。
また特に通信量の大きいプラン(=月額料金の高いプラン)を使っているユーザはセット割の割引額も比例して大きくなるので、ドコモ光のこのセット割による料金的な恩恵は大きいですね。
最後に「携帯+自宅ネット」のトータルで料金シュミレーション
では最後にまた自分の場合の料金シュミレーションしてみることにします。
自分はドコモでiPhoneを最安料金で使うべくパケットパックは”データSパック”を使っているわけでして。
で、データSパックのセット割はというと割引金額は-500円です。
このセット割で1年間限定で携帯料金が少しだけ安く利用できますが、2年目以降はセット割は廃止されて元通りの料金になります。
まとめてみると下記のような感じです。
年数 | ドコモ携帯料金 | 自宅ネット料金 | 携帯+自宅ネット料金の総計 |
---|---|---|---|
1年目 | -500円 | +490円 | -10円 |
2年目以降 | 0円 | +490円 | +490円 |
1年目は自宅ネット料金が高くなる分を携帯のセット割が相殺してくれるのでトータル10円安く利用できるけど、2年目以降は携帯のセット割が消えるので、逆にドコモ光のほうが月々490円高くなっちゃいます。というわけで、我が家ではドコモ光は見送り決定しました(>_<)
結局これも、ドコモ携帯でどのパケットパックのプランを使っているかでドコモ光がお得かどうかは変わる感じですな。
例えば、我が家で母がドコモガラケーからドコモスマホに機種変更した際に、家族でパケットをシェアできるシェアパック5を使う事にした場合には、携帯料金がセット割で永久的に-800円が適用されるので、ドコモ光のほうが携帯+自宅ネットのトータルでみても現在よりも料金的に安くなるになるのでね。
yossy的まとめ
結局、フレッツユーザが自宅のインターネットをドコモ光に切り替えた場合に、料金的にお得になるかどうかは携帯+自宅ネット料金の総計で計算する必要があるなぁと。で、ドコモ光に切り替えると料金的にお得になるかどうかはケースバイケースで、各自の利用状況によって変わります。
つまり、自宅で加入しているフレッツ光のプラン、フレッツ継続期間による毎月の割引額、どのプロバイダーを使っているか、ドコモのどのパケットパックのプランを使っているか等の利用状況によって、ドコモ光のほうが現状(フレッツ光+プロバイダー)よりも安くなったり高くなったりするわけです。
残念ながら自分の場合は、ドコモ光だと現状よりも高くなっちゃう料金シュミレーションの結果になりましたけども((+_+))
なので、フレッツユーザの人でドコモ光を検討している人は、NTT東西とプロバイダーの料金明細を印刷でもして、ドコモショップに相談してみると、ドコモ光の料金がどうなるか親切丁寧に教えてもらえるので良いかもですよ(^_^.)
あと最後に補足で、料金面以外で言うと、ドコモ光にすると自宅のネット料金分もドコモdポイントの対象になるので、ポイントが貯まりやすくなるというメリットもあります。以前に別記事にも書いたように、もし月々のドコモの料金が1万円以上ならdカードGOLDに加入することで更にお得に利用できたりするので、ドコモ光に加入する人はdカードGOLDも一緒に検討してみるのもありかもですね(^_^.)