少し前に自作した曲”NEW LIFE”をクレオフーガにアップしましたけど、この曲を含め私ヨッシーが宅録レコーディングするエレキギターパートの音色は(1)IK Multimedia社(以下IK)のギター・ベース用インターフェイス『iRig 2』と、(2)同じくIKのギター・ベース用のエフェクト&アンプ・モデリング・アプリ(iPhone用)『 AmpliTube』を使って音作り&宅録を行っていまして。
このギターの実物アンプのかわりに使っているirig2とAmpliTubeは去年(2015年)の年末ぐらいに買って使い始めたんですけど、これがなかなかの優れものなんです。
というわけで、今回はirig2+Amplitubeを紹介したいと思いますよ。
エレキギター・エレキベース弾きのスマホユーザ(iPhoneやAndroid対応機種)・タブレットユーザ(iPad)で宅録や家弾きしている人には超おすすめのアイテムになる可能性大です(^_^.)
ヨッシーのアンプ・アンプシュミレーター使用歴
irig2+AmpliTubeの紹介をする前に、皆さん興味ないかもしれませんが、私ヨッシーのギターアンプの使用歴を時系列で振り返ってみようかと。
(興味ない人は次の見出しまですっ飛ばして頂いて構いません。。)
#1/小型マーシャルギターアンプ【MG15DFX】
もともとヨッシーは自宅でエレキギターを弾く時は、マーシャルの小型アンプ【MG15DFX】を使ってました。
宅録・家弾きする分には全然OKで、以前やってた社会人バンドのギターの宅録にずっと使っていましした。
今も手放さずに持ってますし、稀にアンプを外出して使う事があったりします。
ちなみにアンプの音色は切り替えボタンでクリアトーンとディストーションの2系統を切り替えられます。
切り替えられんですけども、切り替える度にクリアトーン用とディストーション用の音色にツマミを毎回調整しないといけないので面倒だし、だんだんマーシャル以外のアンプの音や各種エフェクターもいろいろ試す事ができるオールインワンのアンプ・エフェクターのアイテムに興味を持つようになりました。
#2/ギターアンプシュミレーターPOD X3/POD X3 LIVE
オールインワンのアンプ・エフェクターの機材といえば、アンプシュミレーターですな。
アンプシュミレータといえば、定評のLINE6社のPOD!
というわけで宅録用のPOD X3とスタジオ・ライブ用のPOD X3 LIVEを次に購入しました。
このPOD X3/POD X3 LIVEを初めて使った時は正直感動しましたね。
POD上で好みのアンプを選んでつまみをいじって音色を調整してセーブする事ができる。それも何通りも。そして音もいい感じ。
たとえば、クリアトーン、クランチ、ディストーション、ギターソロみたいな感じで音色を作っておけば、スイッチ・ツマミで瞬時にその音色データを読み込んで鳴らす事ができるわけです。
両機材とも商品名にPOD X3とあるように基本性能は同じですけど、POD X3 LIVEは宅録よりもスタジオやライブに向いてます。
というのも足元に置いて、足でスイッチを踏んで音色を瞬時に切り替えたり、右端のペダルがワウペダルやボリュームペダルとして使えるので。
アウトプット周りの設定もいろいろいじれたと思います。
特にPOD X3 LIVEはスタジオ練習やライブでよく使ってましたね。
その場合、アンプシュミレーターのアウトプットはアンプではなくて、そのままミキサーやDIボックス(?)に挿す感じで使ってましたね。
もう今はバンドやってないのであれですけど、もし何らか今ライブする事になったとしても、このPOD X3 LIVEは普通に使うことになるとと思いますね。
かなり使い勝手が良いギターアンプシュミレーターです。
#3/irig2+AmpliTube
で、長らく停滞していた宅録を昨年末ぐらいからまじめに再開したいなと思い始めました。
ちなみにヨッシーの宅録環境はというと、ギター(GIBSONレスポール)+PC(Win7)+DAWソフト(Cubase7)+オーディオインターフェイス(AUDIOGRAM6)+MIDIキーボード(KX61)という構成です。(※最新2017年のDTM制作環境はコチラで紹介してます)
とまぁ宅録するのに必要なアイテムは一通り揃ってはいるので、あとはやる気次第なところはあるんですけども。
ただギターを宅録するなら個人的好みだけど、ソフトウェアのアンプシュミレーター(後掛け)ではなくて、ハードのアンプシュミレーター(前掛け)できたほうが良いかなと。
で、それで言うならPOD X3でも問題ないんですが、どうせなら自分の使っているモバイル端末(iPhone/iPad)にアンプシュミレーターのアプリを入れて、手でタッチして使えたら便利だなと思ったわけです。直観的だし、電源ケーブルも必要ないし、ソフトウェアのアップデートもネット経由で容易だし。
そんなわけで、エレキギターとオーディオインターフェイスの間にかましてアンプシュミレーターとして使えるインターフェイス、そしてiPhone/iPadにインストールして使えるアンプシュミレーターアプリ、として買ったのがこのirig2(ギター・ベース用インターフェイス)とAmpliTube(アンプシュミレーターアプリ)です。
irig2+AmpliTubeの使い方
ギターのシールド(標準プラグ)は通常だと端子の形状が違うのでiPhoneに接続する事ができませんけど、このギター・ベース用インターフェイス『iRig 2』を仲介でかますことで、ギターとiPhoneを接続することができます。
接続は超簡単で、ギターに挿すシールドをirig2のインプット端子に挿して、irig2のケーブルをiPhoneの3.5mmヘッドフォンジャックに挿すだけです。
ちなみにiPhone 7、iPhone 7 Plusの場合、iPhone本体のヘッドフォンジャックが廃止されて、充電用のLightningコネクタしかありませんが、上記のようにirig2に付属の変換アダプター(Lightning to 3.5 mm Headphone Jack Adapter)をかませば問題なく使えます↑
というか今、自分はiPhone 7 Plusユーザなのでこっちの使い方で使ってます。はい。
あとアウトプット端子は標準プラグとステレオミニの2系統の端子があるので、手持ちのスピーカーやヘッドフォン・イヤホンの端子の形状に合う方の端子を使えばOKです。
このように、irig2自体はギターとiPhoneを接続するのを仲介するインターフェイス機器です。
実際のアンプシュミレーターとして音作りで操作するのは、iPhoneにダウンロードして使う『 AmpliTube』というアプリです。
AmpliTubeはIK社がiPhone・iPad用に提供しているギター・ベース用エフェクト&アンプ・モデリング・アプリですね。
以前はAndroidのスマホ・タブレットにはアプリ対応していなかったんですが、2015年4月よりAndroidの一部機種(※Samsung Pro Audio対応Android機種)でも利用できるようになったようです。
AmpliTubeは無料のAmpliTube FREEと、有料のAmpliTubeがあります。
それぞれ内臓されているアンプやエフェクターの数・機能に差があります。
またAmpliTube内でプラグイン追加購入することで、アンプの数やエフェクターの数をフルラインアップに揃える事もできます。
季節・時期によってアプリ&プラグイン追加購入が50%近くオフになる事があるので、有料購入を検討している人はそのタイミングを狙ったほうがお得かもですね。
ヨッシーも半額セールの時に有料のAmpliTube+プラグインALL追加購入でフルラインアップ状態になってます。
いずれにせよ、irig2を使うならこのAmpliTubeをiPhone/iPadにアプリインストールして使う事になります。
irig2+AmpliTubeのココが良い!
実際にirig2+AmpliTubeを使ってみて、良いな!と思った点を以下箇条書きしたいと思います。
(1)豊富なアンプ&エフェクターが内臓されている
まずAmpliTubeにはたくさんのアンプとエフェクターを使えるので、音作りが楽しめます(※有料でフルラインアップのやつです)。
もちろん、各アンプの個別の設定(ゲイン・ボリューム・トレブル・ミドル・ボトムetc)も自由に行う事ができます。
アンプやエフェクターの音質も全然良いですね。下手な安いアンプを買うよりこっちのほうが良いと思います。
音色に影響を与えるエフェクターの並び順も手でiPhoneのAmpliTubeの画面でエフェクターを横にスワイプするだけで、入れ替えも簡単に行えます。
(2)音作りした自分好みの音色をセーブしておける
POD X3同様にAmpliTube上のアンプとエフェクターを組み合わせて、つまみを調整して作った自分好みのギターの音色を名前を付けてセーブしておくことができます。
だから一回自分好みの音色を作ってしまえば、後からいつでも使いたいときに呼び出して利用することができます。
また音色はカテゴリー別に保存できるので、例えば上記のように曲ごとにカテゴリーを作って、その曲の中で使いたい音色を作っておくなんて使い方もできますね。(ヨッシーはそうやって使ってます)
(3)アウトプット端子が2つあるので活用用途が幅広い
irig2にはアウトプット端子が標準プラグとステレオミニの2系統の端子があるので、手持ちのスピーカーやヘッドフォン・イヤホンの端子の形状に合うほうの端子を使う事ができます。
宅録する時
例えば、宅録する時は上記のように、標準プラグのアウトプット端子から(PC接続の)オーディオインターフェイスのインプット端子に接続して、DAWソフトでのギターレコーディングもできます。実際、これでレコーディングしたのが冒頭の曲です。
ヨッシーは宅録以外でも、家でギターアンプとして使う時もこの使い方がほとんどですね。
夜に近所迷惑で大きな音を出せない時
↑こんな感じに、ヘッドフォンのジャックを挿せばヘッドフォン出力で音を鳴らして弾く事ができます。
AmpliTube2はバックグランド再生対応なので、iPHone内の音楽を再生しながら、再生中の曲に合わせてギターを弾くなんて事もできますね。
↑イヤホンでも同様ですね。
スピーカーに直接接続して音を鳴らしたい時
宅録用途ではなくて、ただギターアンプとして音を鳴らしたいだけなら、出力端子から直接スピーカーへ接続すればOKです。
端子が対応しているなら、上記のようなコンパクトサイズのスピーカーでも中型・大型スピーカーでも問題なく接続&再生できます。
小型スピーカーとかなら外出した時にも手軽に使えそうですな。
キャンプとかで使ってみるのも面白そうかも。。
irig2の使い方・活用方法が分かる参考動画
ここまで記事を読み進めて頂いた人は恐らくirig2にそれなりに興味感心を持っている人が多いと思うので、irig2の使い方や活用方法の点で参考になりそうな動画を以下3点ほど紹介しますね。
IK Multimedia社のirig2の公式動画↑
もういっちょ↑
人気YoutuberのJETDAISUKEさんのiRig2の製品レビュー動画です↑
ヨッシー的まとめ
実際にヨッシーがここ1・2か月ほど買って使ってみての感想としては、ギター弾いてる人でスマホ・タブレットユーザ(特にiPhone・iPadユーザ)なら、このirig2+AmpliTubeの組み合わせはギターアンプシュミレーターとして超有力な選択肢だと思いますね。
コスパ・使いやすさ・手軽さ・アンプ&エフェクターのラインアップの充実度・音質を総合的に考えると、かなりおすすめできるなと。
趣味でギターをやってる自分にとっては、irig2+AmpliTubeだけあれば宅録・家弾きする分には今のところ完全に間に合ってるなって感じです。
ちなみに、このirig2の本体価格は5000円前後と普通のギターアンプを買うよりもはるかに格安なので、失敗しても財布へのダメージは少ないかなと思って買ったんですが(笑)、結果的に自分にとっては大成功の買い物でした。今では買って大満足してます(^_^.)
最後にirig2+AmpliTubeのギター音質の参考用に、冒頭で紹介したirig2+AmpliTubeでヨッシーがギター宅録した直近の自作曲を3曲ほど紹介しときますね。。へっぽこですが良かったら聴いてみて下さい。