yossyは先週末の金曜日に確定申告をしに最寄りの確定申告会場に行って無事終わりました。
確定申告の申告書類は自分の場合、個人事業主で青色申告なので所得税確定申告書とあわせて青色申告決算書(いわゆる貸借対照表と損益計算書)が必要なんですが、例年通り弥生の青色申告っていう会計ソフトでデータ入力&印刷したものを持っていったので、ものの数分で終わりました。
それは良かったんですけど、自分のほんと悪い癖で、毎年一年分の経理処理を貯め込んでしまうので、書類の準備から分類、仕訳、確認チェックをするだけで丸2~3日はかけてしまうのは本当に情けないなと。。そして今年からは毎月コツコツと経理処理するぞ、と思うものの、かれこれ6年目に突入した次第な訳で(汗)
もはや改善の見込みは不明ということで(苦)
それはそれとして、自分の場合、このやよいの青色申告ってソフトのおかげでいつも確定申告を助けられているなぁと毎度この時期になると思うわけです。
そんな訳で今日はyossyが使っている青色申告の確定申告用ソフトのやよいの青色申告について少し紹介したいと思います。
“やよいの青色申告”を導入した経緯
2010年の秋頃からyossyは個人事業を始めたんですが、最初から税理士さんに経理を依頼するのも経費がかかるしなぁと躊躇いもありつつ、あと自分でもある程度は経理の知識は知っておいて損もないだろうし、と考えて、自分で経理と確定申告をやる事にしました。
自慢ではないですが、自分はもともと経理知識ゼロです(エヘン)。当初、少し調べました。
個人事業主にとって、毎年必ずやってくるこの確定申告ですが、どうやら青色申告と白色申告の2種類があるようで。
青色申告と白色申告の違い
- 白色申告/経費をおおまかな計算で申告ができる
- 青色申告/決算書の作成(貸借対照表・損益計算書)が必要だけど、控除額が多くなる方法(最大65万円)
決算書作成する手間暇かけたとしても控除額が多くなって、節税ができる青色申告のほうが良いなと考えて、青色申告ソフトを探し始めました。
“やよいの青色申告”は青色申告ソフトの分野ではシェア1位の業界標準
前述のとおり、ももともと経理知識ゼロなので、ともかくyossyが青色申告ソフトに求める条件(機能・サービス)は主に2点。
- 経理初心者でも簡単に使えこなせる
経理を一から勉強しなくても、必要最小限の設定と入力で使えて、確定申告時に必要書類を作成できると良いなと - 電話サポートがある
ソフトの操作や何かトラブルがあった時にメールサポートしかないと時間と手間もかかるので、サポートに電話してすぐに聞けると良いなと
そんなソフトはいずこ、とネットや近くの家電量販店を見て回りましたが、このやよいの青色申告がどうやらこの分野では一番メジャーなソフトのようで、シリーズとしても10年以上の実績があり、シェア60%近く、青色申告ソフトの業界標準、横文字でかっこよく言うとデファクトスタンダードってやつです。つまり表計算ならエクセルでしょ、みたいな感じです。
ただ業界標準とは言え、yossyの求む上記2条件はクリアしているのだろうか?はい、こちらも調べたらあっさりクリアしていたので、迷わずにこれを購入して使う事にしました。
実際に”やよいの青色申告”を使ってみての感想
今までに2010、2011、2012、2013、2014年度分の5期分をやよいの青色申告を使って経理&確定申告書類の作成をやってきわたけですが、経理経験・経理知識ゼロの自分が税理士さんに依頼するわけでもなく、全部自分一人でやってこれたのだから、自分と同じように個人事業主の方で初心者の方でも全部自分でやれるんじゃないかと思います。(複雑な処理がある場合は税理士さんとかにちゃんとチェックしてもらった方が良いかもですけど)
あらためて、yossyがこのソフトの良いなと思う点をピックアップして紹介します。
仕訳の入力が簡単
経理をやってみて分かった事は大部分は日々の仕訳作業の入力な訳です。
だから仕訳の入力を簡単かつスピーディーにやれる事が良いんですが、やよいの青色申告の場合、仕訳の入力が簡単です。
例えば、売上の仕訳を登録する場合に、仕訳入力画面で既に登録済みの仕訳パターンのショートカット文字列、例えばuと入力すると、uから始まるショートカット登録済みの仕訳パターンが候補表示(売上/uriage)されるので、その中から自分の使いたい仕訳パターンを選択すると、自動的に仕訳の借方科目・貸方科目・摘要がセットされるので、あとは日付を選択して数値を打ち込むだけです。数値も毎回決まったものなら、仕訳パターンに数値込みで入力しておけば、数値も込で入力されます。たとえばyossyの場合は、ymobileという定額制のデータ通信サービスを使っていたので、↓のような感じで摘要&数値込みで入力してましたね。これだと日付を選んで登録するだけでいいので、超楽ちん&スピーディーです。
仕訳パターンは自分で好きなように登録できるので、良く使う仕訳を必要に応じて登録しておくとより便利ですね。
決算整理仕訳が便利
通常の仕訳とは別に決算締日の12/31付けで必要であれば決算整理仕訳ってのをする必要があるんですが、yossyの場合、自宅を仕事場として使っているので、家事按分といって、電気代やガソリン代などは事業用と個人用の使用比率を算出して(たとえば事業用の使用:50%、個人用の使用:50%みたいな感じで)、仕訳で一括計上した電気代から個人使用分をまとめて差し引く必要があるんですが、その作業がとても簡単です。
家事案分が必要な勘定科目を選んで、事業割合を決めて、集計ボタンを押すだけで、該当勘定科目を事業割合に基づいて、家事振替額が算出されて、その分の仕訳を自動的に書き出してくれます。
例えば、電気代として年間12万円の水道光熱費として計上して、事業用と個人用の使用比率は50%:50%だったとするなら、勘定科目に水道光熱費(電気代)を選んで事業割合50%(=家事割合50%)に設定して集計ボタンを押すと、12万円の50%である6万円分を差し戻す仕訳が金額も自動計算されて登録されます。
自分の場合、決算整理仕訳は今のところ、この家事按分だけですが、この機能は本当に便利で重宝しています。
青色申告に必要な決算書と所得税確定申告書Bは決算整理仕訳が終わった段階ですでに完成しているのであとは印刷して持っていくだけ
↑の画像は 今年使った確定申告に使った貸借対照表の書類ですが、仕訳と決算整理仕訳が終わった段階で自動集計されて既に完成した状態になっています。
仕訳の項目ごとに決められたルールでソフトが自動的に科目ごとに集計してくれるわけです。損益計算書も同様です。
だから全ての仕訳が終わったら、あとは印刷するだけでOKなんです。
これには最初本当にびっくりしました。ビバ・会計ソフト☆ビバ・やよいの青色申告☆
あと青色・白色に関係なく確定申告に必要な書類である所得税確定申告書Bの書類ですが、これも同様に既に完成した状態になっています。
自分の場合は、年金や生命保険料の控除対象があったので、年金事務所や保険会社から送られた控除証明書類の金額を確定申告書Bの編集画面で金額を入力すると、その金額から控除金額がこちらも自動算出されますので、控除対象があっても、簡単に済みます。
分からない事や相談したい事があった場合はどうする?
とは言え、最初はどう仕訳すればいいのかだったり、ソフトの使い方自体が分からないって事もあると思います。
そんな時はどうするか?自分がよくやる対処法は、主に3つです。
弥生のカスタマーサポートに聞く
やよいの青色申告を購入すると、あんしん保守サポートという有料のサービスに入る必要があります。
これに入らないとソフトがバージョンアップできないので、法改訂があった時に対応できずに困るので。
サービス内容によって3プランあるのですが、下記のようなサービス内容です。
自分の場合は、上記のように電話でトラブルサポートが必要だったので、真ん中のベーシックプランを契約して使っています。
だから、何かやよいの青色申告のソフトの初期設定や操作などで分からない事がある時は、いつも弥生のカスタマーサポートに電話で聞く事にしています。
参照:http://www.yayoi-kk.co.jp/yss/about/anshin/ (2015/2/24時点)
税務署に聞く
こういう時はどういう仕訳になるんだ?というような仕訳自体に関しては税務署に電話すると、持ち回り当番らしき税理士さんに電話で教えてもらえます。
最初はやよいのトータルプランという最上位のプランだと仕訳の事も聞けるのでそれに入っていたんですけど、仕訳の事をやよいに聞いても、込み入った場合は税務署や税理士のほうに確認を促される事もあったので、それなら仕訳のことは全部税務署に聞けばいいんじゃないかと思い、税務署に聞くようにしました。
そのおかげでトータルプランから一つ下のベーシックプランに変更した事で、年間保守料金も21, 600円→12, 960円と8, 640円安くなったので、結果的に良かったです。
ネットで調べる
たいてい仕訳をどうやるかで分からない事がある場合は、とりあえず簡単な事ならネットで調べれば、ご親切にそういった仕訳の事を解説しているサイトもありますし、弥生の仕訳アドバイザーというサイトでも調べられます。ネットで調べた上で、確認のために弥生のサポートや税務署に電話で聞くパターンが多いような気がします、自分の場合。
yossy的まとめ
弥生の青色申告は青色申告をしたいという個人事業主の方にはとても便利で使いやすい会計ソフトだと思います。
個人事業をこれから始めるにあたって固定経費節約のため経理は自分でやろうと思っている方や、既に個人事業をやっているけど経理が手書きや何やらで時間がかかって確定申告が憂鬱だというような方には特におすすめですね。
上記の通り、何かあった時のトラブルサポートが充実しているので安心材料ですな(^^)/