印刷物(ポケットフォルダーとA4ドキュメント文書)を作成する機会があったので、事前に勉強がてらデザイン・レイアウトの本を2冊購入してちょっとお勉強しました。
両方とも良書で、今回作成した印刷物のデザイン・レイアウトにとても参考になったのでちょっとご紹介したいと思います(^_^.)
やさしいレイアウトの教科書
本書の冒頭に書かれているんですけども、レイアウトとは読みやすさやわかりやすさ、美しさなど、よりよく見えるように配慮して配置を行うもの。
そして、グラフィックデザインにおけるレイアウトとは、自分のためではなくて、ほかの人々、つまりターゲット層に向けて発信するものを作る必要があると。
本書ではレイアウトの法則をはじめ、レイアウト要素の活かし方の基本から、それらを応用する考え方まで、レイアウトを学び始めた方に向けて、わかりやすく解説されています。
例えば上の画像↑は実際のページサンプルですけど、同じ素材を使ってレイアウトを行う場合でも、色を活用して分類だったり(左ページ)、自由なレイアウトでの分類(右ページ)だったりと、目的が同じだったとしても、レイアウト手法はたくさん考えられるわけです。
その選択肢の中から、目的に一番沿ったレイアウト手法を選択するのが大事な訳です。
本書ではレイアウト手法・基本ルールを学んで、自分自身のデザインレイアウトの引き出しを増やすことができると思います。
初心者の人がグラフィックデザインにおけるレイアウトの基本を学ぶのには特に最適な書籍だと思います(^_^.)
クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本
本のタイトル通り、こちらの書籍は全てのテーマがa/bのクイズ形式になっていて、ページをめくるとその答えと、何故そのデザインが良いのかの理由、何故もうひとつのデザインが良くないかの理由が、感覚ではなく理論的に説明されています。
クイズ形式なので、堅苦しい勉強という感じではなくて、ゲーム感覚でクイズを楽しみながら、デザイン・レイアウトについての基本を学ぶことができます。
質問の選択肢はa/bの2択です。
この場合、「映画のポスターデザイン、どちらが適切ですか?」という質問なので、それに適したデザインはどちらが良いかを考えて、自分の答えを用意します。
答えが用意できたら、ページをめくると、その質問の答えが載ってます。
今回はaが正解でした。
ただ正解で終わりというわけではなくて、正解のデザインが良い理由、不正解のデザインが悪い理由、そしてこのQAに関連するデザイン・レイアウトのコラムも載っています。
こんな感じのデザイン・レイアウトに関するQ&Aクイズが全部で55問あります。
前述のとおり、個人的には勉強というよりもクイズゲームの感覚で読み進める事ができたので、普通に楽しみながらデザイン・レイアウトを学ぶことができました。
なので、楽しみながらデザイン・レイアウトを学びたいという方に特におすすめの書籍だと思います(^_^.)