昨日2015/4/26(日)は可児市文化創造センター(ala)で行われたヤイリギター80周年記念のイベント『K.YAIRI 80th Anniv. FES』に行ってきましたよ。
alaの前をたまたま通りかかったら、やけに多い車や人だかり。。何かお祭りでも行われているのなぁと思って、ふらりと寄ってみたら行われていたのがヤイリギターの80周年記念イベント『K.YAIRI 80th Anniv. FES』でした。なんちゃってギタリストの端くれのyossyとしては見逃せない、という事でイベント体験して参りましたよ。というわけで今日は、『K.YAIRI 80th Anniv. FES』のイベントレポです。
このイベントはかなり大々的に行われていて、alaの館内と館外をほぼ貸切のような形で行われていました。
alaはたまに行く機会はあるんですが、この規模のイベントって可児市の産業祭ぐらいしか思いつかないんで。
そんな大盛況のイベントだったんですが、alaの館内と屋外に分かれていて、館内では6か所のブースでそれぞれ別のヤイリギターのイベント・展示を、屋外の芝生の噴水広場では、プロミュージシャン数組による屋外ライフ(無料)が同時進行で行われていました。
写真展
ヤイリギターのヤイリギターで働く職人さん達をモノクロ写真とその方についてのコメントがたくさんありました。
あえてカラーでなくてモノクロというのが、とてもクールでカッコいいですね。
↑こんな感じで写真がいっぱい掲載されてました。写真家の方のコメントが秀逸で、写真に見入ってしまいました。
あの有名なヤイリギターの前社長の矢入一男さん。卓越技能章(現代の名工)にも認定されたお方。
そして、こちらがヤイリギターの現在の社長の矢入賀光さん。
美濃加茂のワンダーランドのtamkore(田村直美さんと是方博邦のユニット)のライブに来られていて、一度お目にした事がありました。
一五一会ワークショップ
ヤイリギターとBEGINが共同開発した楽器の”一五一会”を講師の方が壇上で実際に一五一会を弾きながら解説をして頂いて、参加者の皆さんがこの一五一会を実体験できるイベントでした。
これが一五一会です↑。ボディーの形状が独特でカッコいいですな。弦楽器でギターに似てますが、ギターが6弦なのに対して、一五一会は4弦です。
実際にyossyも弾いて体験してみたんですが、なんちゃってギタリストのyossy的視点でこの楽器の何がおもしろいかというと、その全ての弦の同じフレットを抑えてしまえば、それだけで和音(コード)になってしまうという弦を抑える簡単さですね。ギターみたいに、このコードの場合は6弦はxフレットで、5元はyフレットでというように弦によってフレットが変わらないので、コードを抑えるのが超簡単なんです。
もう少しだけ専門的に言うと、フレットをセーハすればルート・5度・ルート・5度(C/G/C/G)というような音の組み合わせになるので、コードが成り立つわけです。
しかも3度の音が抜けているので、メジャーコードでもマイナーコードでもどちらでも対応できるという融通の良さ。
なるほどと。おもしろいアイデアの楽器だなと思いましたね。初心者の人でも、お手軽にやれるのが何よりとても良いなと思いました。
ちなみに一五一会の詳細はオフィシャルHPで確認できるので、興味のある方は確認してみて下さいな。
特別展示
ヤイリギターがこの80年歩んできた歴史や、ギターのパーツや、ギターの中身がどうなっているのかを分解して紹介されていたり、しました。
アコースティックギターのボディ表板の裏側ってこんな風に木を貼っていくんですね。へ~、知らなかった。
この木の貼り方や向きとかでもギターの音を作る空気振動とかにも影響があるのかもしれないですね。
ボディ裏板の裏側。ボディー表板の裏側と比べると、シンプルですね。
ボディ側面はこんな感じ。こんな形に木を曲げられるなんて、よくよく考えてみたら凄いことですな。
上記のボディの表面・側面・裏面を組み合わせた仕上がりのボディ(多分)。
指板の下ってこんな作りになってるんですな。
ネック。
フレットが打たれたネック。
ヘッド。
これは音来(ニライ)のボディーかな?
ヤイリギターの80年のヒストリーが順番に紹介されてました。数々の有名ミュージシャンに愛用されているというのが、ヤイリギタークオリティの高さの何よりもの証明なんでしょうね。そんなギターメーカーがこんな地元にあるなんて地元民として誇らしい気持ちになります。
ヤイリギターの各時代で作られてきた歴代のギターモデルたち。歴史を感じますな。
あと、ヤイリギターを愛用しているたくさんのプロミュージシャンから今回の80周年へのお祝いコメント&署名の入った本人直筆の色紙が飾られていました。
コメント入りなので写真は載せませんが、B’z、桑田啓祐、矢井田瞳、藤井ふみや、浅井健一、泉谷しげる、TRICERATOPS、などなど100人の以上のミュージシャンが直筆でお祝いコメントを寄せてくれるなんてヤイリギターはプロミュージシャンの愛されているギターメーカーなんだなぁと改めて思いました。
制作体験コーナー
制作体験コーナーではギター制作の一部だったり、廃材(?)を利用しての制作が体験ができるコーナーでした。
yossyはせっかく制作するならその後も使える実用的なものが良いかなと思い、ギター制作で余る木の廃材を利用してのコースター作りを選択しました。
制作すること10分程度、↑のようなコースターが完成しました。
早速、今日使ってみました。割と良い感じなのではないかと(^_^.)
アウトレット販売ブース
ヤイリギターの商品がアウトレット販売で、通常時よりも安い値段で販売されていました。
カッタウェイ
こちらで試し弾きします。皆さん熱心に弾いてます。
yossyは左利きなのですが、左利き用のギターを2本試し弾きさせてもらいました。
ヤイリのアコギを試し弾きして最初に思ったのは、めっちゃ弾きやすいって事です。
yossyは他メーカのアコギを1本持ってますけど、それと比べるとヤイリのアコギは指板が抑えやすいんですよね。
何でだろうか、フレットや弦の距離感が良いとか、ネックが持ちやすいってのもあるのかもしれないです。
後、ギターの重さが軽いので持ち運びしやすそうだなって思いました。
あヤイリギターはこういった市販モデルもありますけど、ヤイリの職人さんに自分の要望を伝えて作ってもらうことができるセミオーダーメードやフルオーダーメードもあるので、yossy的にはセミオーダーメードでいつか買いたいなと思っているんですけどね。
高いフレットが弾きやすいカッタウェイモテルのギターを。yossyの今年の散財リスト(仮)の1つでもあります(^_^.)
プロアーティストによる屋外ライブ
屋外ではヤイリギターを愛用されているプロアーティストが今回のイベントに駆けつけて、屋外ライブが行われていました。
yossyは館内のイベント・展示を先に回っていたので、後半の8~11番目に出演されたアーティストしか見れなかったんですけど、屋外ライブは天気も快晴で開放的でとても気持ちよかったですね。
出演ラインアップ見ても大澤誉志幸、田村直美さんは、ミリオンセラーや紅白歌合戦にも出演されている有名なアーティストなわけで。
そんなアーティストのライブが無料で見れるなんてラッキーでした☆
yossyは噴水のステージに隣接する芝生にこんな感じ↑で靴を脱いで、超まったりモードでライブを鑑賞させてもらいました♪
みんなノリノリでしたよ♪
まさにNO MUSIC NO LIFE 。NO MUSIC NO YAIRI って感じのイベントでした。
レポまとめ
今回のような大きなイベントが行われるのも、ヤイリギターが多くの音楽好きな人達に愛されているからこそですね。
世界のヤイリ、ここにありって感じで、地元民としてもなんだか嬉しいです。T
そして、ヤイリギターさん、80周年、おめでとうございます。
これからも良いギターを作り続けてほしいです。
そして、なんちゃってギタリストのyossyも早くヤイリのギターを買いたいなぁと。
余計な散財せずに早くお金を貯めよう、今年は(>_<)
おまけ/スタンプラリー
各イベントブースでスタンプを集めるスタンプラリーも実は頑張りましたよ。
スタンプの押す場所を間違えちゃいましたけど、全部集めました。いざ抽選会場へ。
既に1~4等は出てしまっていたので、狙うは5等の「一五一会の奏生(カナイ)」。
当たるといいなぁ。結果は。。。残念、外れでした。ピック2枚です。まぁでも、ギター弾きの自分としては、ありがたいですけどね(^_^.)
以上、ヤイリギター80周年記念のイベント『K.YAIRI 80th Anniv. FES』のレポでした。