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本レビュー|『シンプルに考える』森川亮 (著)

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先日、近所の本屋さんで目にしたのが、今年の3月までLINE株式会社の社長だった森川亮さんのこの本、『シンプルに考える』です。

LINE株式会社といえば、いわずもがなでSNSのアプリとして大人気のあのLINE(ライン)を提供している会社のことです。
もちろん、ワタシも普通にLINEユーザでとても重宝してます。メールよりも使い勝手が断然いいですからね。

あのLINEを運営している会社がどんな会社なのか、そこのトップとして陣頭指揮を執っていた人の考えはどういう風なのか知りたいなと思って、買っちゃいました。
というわけで、今日は『シンプルに考える』森川亮 (著)の本レビューということで。

森川亮さんの略歴

本のレビューの前に、森川さんがどんな人なのかというと、ちと略歴紹介を。Wikipediaの情報をそのまま参照しちゃいます。
1967年1月 生まれ。
1989年3月 筑波大学(第3学群情報学類情報工学専攻)卒業
1989年4月 日本テレビ放送網(日テレ)入社
2000年2月 ソニー入社
2003年5月 ハンゲームジャパン(→NHN Japan→LINE)入社
2007年10月 代表取締役社長に就任
2015年3月 代表取締役社長を退任
2015年4月  C Channel株式会社代表取締役社長

本の感想

会社経営者の方の本は今までにも何冊も読んできましたけど、この森川さんは今まで読んできた会社経営者の方達と比べると会社経営に関する考え方が、かなり独自のスタンスだなぁと思いました。もちろん本のタイトル通り、会社経営・仕事に関する考え方は『シンプル』そのものです。
自分的にはなるほどなぁ、と共感できる部分が多くて、とても勉強になりました。

こういう経営スタイルで動いている会社だから、スマホユーザに大人気のSNSアプリ『LINE』をリリース・サービス提供する事ができるんだろうし、変化の激しいIT業界で成功しているんだなぁとも思いました。

さてさて、本で感銘を受けた点は多々ありますけども、特に感銘を受けた点を3点だけ以下に紹介したいと思います。

お金を中心に考えない

森川さん曰く『会社は世の中に価値を提供するためにある』、とのこと。
もちろん利益が出なければ会社を存続させることはできないので、利益も大切だけども、利益は結果論の話で、価値を提供すれば、その結果として自然と利益はついてくるものだと。

そして、利益をビジネスの目的にすると危ないとも。
儲けを優先し始めると、ユーザーはその変化に必ず気づいて、ユーザは一気に離れ始めていってしまう。
そうやって衰退していった企業もたくさんあるそうです。

逆に、長く続くものは、納得感を持ってお金を払ってもらえるもので、そのためには、利益よりも価値を生み出す事に集中することが大事であり、ユーザーの満足感を高める事に注力すべきだと。

なるほどな、と。
これは、確かにビジネスの本質を突いているなぁと、思いました。

ビジネスだとどうしてもお金を中心に考えがちになりますけども、ユーザ(お客さん)が求めているニーズに応えられる価値を提供することに集中していかないといけないという事なんですよね。
自分も、たま~にこの”お金中心の考え”に陥る事があるので、自戒を込めて気を付けたいなと思いました。

偉い人はいらない

社長なのに凄いなって思ったのは、森川さんは社長をやられていた時に、「社長は偉くないと」という考えだったこと。
なんでも、LINE株式会社の社内は「いいものをつくりたい」という人が集まっているので、「偉い人」ではなく「すごい人(自分よりも”いいもの”を作っている人だそうです。

そもそも権限・権力・権威などの力を背景に人を動かすのが「偉い人」だと定義するなら、それでチームの能力が引き出されるはずがないと。
部下は仕方なく従っていることになるので、逆にみんなに言い訳を与えてしまうことになりかねないわけで。
「社長がそういったから」「上司にそう指示されたから」みたいな言い訳をゆるしてしまうと。

社長は偉い人としてではなく、リーダーとして「夢を語って、周囲の人たちの共感を集めるだけの説得力と情熱があるかどうか」が重要なんだと。
組織を動かすエンジンになるのは、「夢」に共感するメンバーの自発性だと。
メンバーが偉い人の指示に従うのではなくて、「夢」の実現のためにそれぞれの領域でもてる能力を存分に発揮しようとしてくれる事、発揮してくれることが企業活動で大切なんだよ、と。

確かに、社長だったり上の役職になると、このいわゆる「偉い人」状態になってしまっている人が多いような気がするんですけど、そういう人の下だと仕事が本当にやりづらいですからね。ヒラリーマン時代によくありましたね、yossyも。

こんなLINE株式会社のような、社員の自発性を尊重するような会社だったら、社員の人も高いモチベーションで仕事に取り組めるんだろうなって思いました。
なんだろう、たとえば綺麗な花を咲かす種をプランターに撒いたとしても、土壌の質だったり、水の手入れを怠ると、枯れてしまうようなもので、会社に良い人材が入っても、会社という組織の風土だったり仕事環境がちゃんとしてなければ、社員の人も力を充分に活かせないんだなって事なんでしょうね。

yossyは今は組織に属しているわけでもないですが、もし万が一、自分自身が組織を率いる立場になった時には、お手本にしたいような考え方だなと。
その時はもう一度、この本を読み直してみないとね。

シンプルでなければ「戦略」でない

森川さん曰く、経営はわかりやすさが大事、とのこと。
エピソードとして紹介されていたのが、日本テレビ在籍時にMBAを学んだ森川さんは、ハンゲームジャパン(LINE株式会社の前身)でさまざまな経営指標や分析手法を使って戦略を立案しようとしたそうです。SWOT分析、ROA、ROEなどなど。

でも、誰も理解しようとすらしてくれなかったそうです。
開発者達はゲームづくりのプロであり、そもそも、そうした事に関心がない。
逆にこういわれたそうです。
「そんなことより、とにかく”いいもの”をつくることが大事じゃないの?」と。
そう言われて、森川さんはハッと気付いて、考えと行動を改めたそうです。

わかりやすい例え話で、レストランの話が載っていましたが、つまりキッチンで働いているシェフに、さまざまな経営指標や分析結果を伝える事に意味はないのだから、そんなことよりも、「とにかくおいしい料理をつくってほしい」と伝える事に徹したほうが良いと。
レストランで一番重要なのは、料理の味がおいしい事であり、料理がおいしければお客さんは食べに来てくれるし、まずければ来ない、というシンプルな話だと。

企業経営も同じで、現場には「おいしい料理=いいもの」をつくることだけに集中してもらえばいいと。それ以外のことは、すべて余計なことだと。

ちなみに、そんなLINE株式会社の戦略はただひとつで、「どこよりも早く、最高のクオリティのプロダクトを出す」だそうです。

本当にシンプル・イズ・ベストって感じですね。

まとめ

変化の激しいIT業界の中でアプリ開発という業界事情もあるかもなので、全ての業界でLINE株式会社で森川さんが採られていたような経営スタイルが受け入れられるかは分かりませんけども、とても勉強になる点が多くて、たまたま本屋で衝動買いして良かったなって思いました。
万が一、自分自身が組織を動かすような事になった時には、見習いたい点や参考にしたい点がたくさんありました。
ちなみに、このブログの記事では、3点ほど自分が感銘を受けた点を書きましたが、書籍内では、40個のトピックスが掲載されています。
ビジネスマンの方、特に企業でトップやマネジメントの役職の方におすすめの書籍だと思います。

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岐阜県美濃加茂市在住。1979年2月生まれ。♂。
趣味はギター・読書・グルメ散策など。
2015年2月から自分への備忘録・雑記としてブログを始めました。
身の回りの出来事・思った事・少しは他の誰かに役立つかもしれない情報などをフリーテーマで書き綴っています。
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